iMAOnArray 関数
この関数は、配列に格納されたデータの移動平均値を計算して、その値を取得します。移動平均はトレンド系のインジケータに分類されます。
iMa関数とは異なり 、iMAOnArray関数は、通貨ペア名、時間軸、適用価格によるデータを取得しません。価格データは事前に準備する必要があります。指標は左から右に計算されます。系列配列として (右から左へ) 配列要素にアクセスするには、ArraySetAsSeries関数を使用する必要があります。
データ型と構成・戻り値
double iMAOnArray(①, ②, ③, ④, ⑤, ⑥);
戻り値は、配列に格納されたデータの移動平均値を計算して、その値を返します。
引数 [6]
iMAOnArray関数は 6個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | array[] | double | - | - | データを含む配列。 |
② | total | int | - | - | カウントするデータの数。「0」は配列全体を意味します。 |
③ | ma_period | int | - | - | 移動平均の計算期間。移動平均を算出するバーの数を数値で設定します。 |
④ | ma_shift | int | - | - | 移動平均シフト。インジケータのラインオフセットは、時間軸ごとのチャートに関連しています。 |
⑤ | ma_method | int | - | - | 移動平均の方法。 ENUM_MA_METHOD 列挙値から選択。 |
⑥ | shift | int | - | - | 移動平均を算出する位置。 配列データから取得した値のインデックス。インデックス値は配列の左 (0) から始まります。たとえば、左から1番目の計算は「0」、左から2番目を計算する時は「1」になります。 |
使用例
iMAOnArray関数による14日間の単純移動平均値
iMAOnArray関数を使って配列arrの14日間分の単純移動平均値を算出します。
コード
// iMAOnArray関数による14日間の単純移動平均値
#property strict
void OnInit() {
int period = 14; // 期間
double arr[];
CopyClose(NULL, 0, 0, 100, arr);
ArraySetAsSeries(arr,true);
double a = iMAOnArray(arr, 0, period, 0, 0, 0);
Print("配列の移動平均計算値(", period, "期間):", a);
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)