ENUM型 MQL4定義enum一覧・列挙のデータ型

辞典・一覧

データ型 定数・列挙・構造体

列挙値

 列挙型のデータは、リストにセットされた列挙値(情報)のことです。列挙型のデータは大きく 2つあります。

 一つ目は、MQL4で用意されているリスト(列挙値)を使います。
 列挙値は通常「識別子」として関数の引数で使われます。「識別子」の代わりに「識別子」に対応する「値」を引数としても使えます。
 ➡ MQL4定義の列挙名一覧

 二つ目は、列挙値のリストを自分で作成することができます。
 ➡ 列挙値のリストを作成

MQL4定義の列挙名一覧

MQL4定義の列挙名一覧

 表の並びは「列挙名」のABC順です。

No列挙名説明
1ENUM_ACCOUNT_INFO_DOUBLE [14][環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
AccountInfoDouble関数で使用されるアカウントのプロパティです。
2ENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGER [7][環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
AccountInfoInteger関数で使用されるアカウントのプロパティです。
3ENUM_ACCOUNT_INFO_STRING [4][環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
AccountInfoString関数で使用されるアカウントのプロパティです。
4ENUM_ACCOUNT_STOPOUT_MODE [2][環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
有効証拠金不足時のストップモード。
ENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGERACCOUNT_MARGIN_SO_MODE の時に、この列挙値が取得されます。
5ENUM_ACCOUNT_TRADE_MODE [3][環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
MQL4 プログラムが実行されているアカウントのタイプ。(リアル口座、デモ口座 等)
ENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGERACCOUNT_TRADE_MODE の時に、この列挙値が取得されます。
6ENUM_ALIGN_MODE [3][オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
OBJ_EDITオブジェクトとChartScreenShot関数の水平方向の配置のタイプを設定できます。
7ENUM_ANCHOR_POINT [9][オブジェクト定数-オブジェクトバインディングのメソッド]
ObjectSetInteger関数で使用されます。
8ENUM_APPLIED_PRICE [7][インジケータ定数-価格定数]
計算に適用する価格[始値、高値、安値、終値]の識別子。
9ENUM_ARROW_ANCHOR [2][オブジェクト定数-オブジェクトバインディングのメソッド]
グラフィカルオブジェクトの矢印(OBJ_ARROW)の座標にリンクする方法です。
10ENUM_BASE_CORNER [4][オブジェクト定数-チャートコーナー]
ObjectSetInteger関数で使用されます。
11ENUM_BORDER_TYPE [3][オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
OBJ_RECTANGLE_LABELオブジェクトで 3つのデザインモードが設定できます。
12ENUM_CHART_EVENT [12][チャート定数チャートイベントの種類]
定義済みの OnChartEvent関数を使用して処理できるイベントです。
13ENUM_CHART_MODE [3][チャート定数-チャートの表示]
ChartSetInteger関数で chart_modeの時に使用される列挙値。
価格チャートは、次の 3つの方法で表示可能です。
バー(Bars)、ローソク足(Candles)、線(Line)。
14ENUM_CHART_POSITION [3][チャート定数-チャート位置定数]
ChartNavigate関数の位置パラメーターで使用される列挙値。
15ENUM_CHART_PROPERTY_DOUBLE [7][チャート定数-チャートプロパティ]
ChartSetDouble関数と ChartGetDouble関数で使用される列挙値。
16ENUM_CHART_PROPERTY_INTEGER [49][チャート定数-チャートプロパティ]
ChartSetInteger関数と ChartGetInteger関数で使用される列挙値。
17ENUM_CHART_PROPERTY_STRING [1][チャート定数-チャートプロパティ]
ChartSetString関数と ChartGetString関数で使用される列挙値。
18ENUM_CHART_VOLUME_MODE [2][チャート定数-チャートの表示]
ChartSetInteger関数で volume_modeの時に使用される列挙値。
価格チャートはモードの切り替えで Tick回数にもできます。
19ENUM_COLOR_FORMAT [3][ResourceCreate関数]
色の処理方法。
ResourceCreate関数で使用される列挙値。
20ENUM_CRYPT_METHOD [8][名前付き定数-その他の定数]
暗号化方法です。CryptEncode関数 および CryptDecode関数で使用されるデータ変換方法を指定するために使用されます。
21ENUM_CUSTOMIND_PROPERTY_DOUBLE [3][インジケータ定数-カスタムインジケータのプロパティ]
double型のカスタムインジケータのプロパティ情報を取得する列挙値です。IndicatorSetDouble関数で使用されます。
22ENUM_CUSTOMIND_PROPERTY_INTEGER [6][インジケータ定数-カスタムインジケータのプロパティ]
整数型のカスタムインジケータのプロパティ情報を取得する列挙値です。IndicatorSetInteger関数で使用されます。
23ENUM_CUSTOMIND_PROPERTY_STRING [2][インジケータ定数-カスタムインジケータのプロパティ]
文字列型のカスタムインジケータのプロパティ情報を取得する列挙値です。IndicatorSetString関数で使用されます。
25ENUM_DAY_OF_WEEK [7][環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
曜日の定義です。曜日を指定するために使用されます。
26ENUM_FILE_POSITION [3][入出力定数-ファイル内位置]
多くのファイル機能は、データの読み取り/書き込み操作に関連付けられています。同時に、FileSeek関数を使用して、次の読み取り または 書き込み操作が実行されるファイル内の位置へのファイルポインタの位置を指定できます。ENUM_FILE_POSITION 列挙値には、次の操作のシフトを byte単位で指定できる有効なポインタ位置が含まれています。
27ENUM_FILE_PROPERTY_INTEGER [15][入出力定数-ファイルプロパティ]
FileGetInteger関数で、ファイルプロパティを取得するために使用されます。
31ENUM_LICENSE_TYPE [4][環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
現在実行中の MQL4プログラムのライセンスに関する情報を取得する列挙値。
32ENUM_LINE_STYLE [5][インジケータ定数-描画スタイル]
描画スタイルは、オブジェクトの OBJPROP_STYLEプロパティの取得/設定にも使用可能です。
34ENUM_MA_METHOD [4][インジケータ定数-移動平均法]
移動平均方法の識別子。
35ENUM_MQL_INFO_INTEGER [12][環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
現在実行中の MQL4プログラムに関する整数型の情報を取得する列挙値。MQLInfoInteger関数、MQLSetInteger関数で使用されます。
36ENUM_MQL_INFO_STRING [2][環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
現在実行中の MQL4プログラムに関する文字列型の情報を取得する列挙値。MQLInfoString関数で使用されます。
37ENUM_OBJECT [40][オブジェクト定数-オブジェクトタイプ]
オブジェクトタイプの識別子です。
オブジェクト型識別子は、ObjectCreate関数、ObjectsDeleteAll関数、およびObjectType関数で使用されます。
38ENUM_OBJECT_PROPERTY_DOUBLE [5][オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
ObjectSetDouble関数、ObjectGetDouble関数で使用されます。
39ENUM_OBJECT_PROPERTY_INTEGER [34][オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
ObjectSetInteger関数、ObjectGetInteger関数で使用されます。
40ENUM_OBJECT_PROPERTY_STRING [7][オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
ObjectSetString関数、ObjectGetString関数で使用されます。
48ENUM_POINTER_TYPE [3][名前付き定数-オブジェクトポインタの確認]
オブジェクトポインタのタイプを確認するため CheckPointer関数が使用され、この列挙値が取得されます。
49ENUM_PROGRAM_TYPE [3][環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
現在実行中の MQL4プログラムのタイプに関する情報を取得する列挙値。
51ENUM_SERIES_INFO_INTEGER [4][トレード定数-ヒストリカルデータのプロパティ]
時系列とインジケータへのアクセス関数を使用する時の追加の通貨ペア情報の列挙値。SeriesInfoInteger関数で使用されます。
52ENUM_SIGNAL_BASE_DOUBLE [6][トレード定数-シグナルのプロパティ]
シグナルのプロパティ。トレードシグナル double型プロパティの列挙値です。
53ENUM_SIGNAL_BASE_INTEGER [9][トレード定数-シグナルのプロパティ]
シグナルのプロパティ。トレードシグナル整数型プロパティの列挙値です。
54ENUM_SIGNAL_BASE_STRING [5][トレード定数-シグナルのプロパティ]
シグナルのプロパティ。トレードシグナル文字列型プロパティの列挙値です。
55ENUM_SIGNAL_INFO_DOUBLE [3][トレード定数-シグナルのプロパティ]
シグナルのプロパティ。シグナルコピー設定の double型プロパティの列挙値です。
56ENUM_SIGNAL_INFO_INTEGER [6][トレード定数-シグナルのプロパティ]
シグナルのプロパティ。シグナルコピー設定の整数型プロパティの列挙値です。
57ENUM_SIGNAL_INFO_STRING [1][トレード定数-シグナルのプロパティ]
シグナルのプロパティ。シグナルコピー設定の文字列型プロパティの列挙値です。
58ENUM_STATISTICS [37][環境ステータス定数-テスト統計]
EAのストラテジーテスターの結果を取得する列挙値です。TesterStatistics関数で使用されます。
60ENUM_SYMBOL_INFO_DOUBLE [39][環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
通貨ペアに関する情報を取得します。SymbolInfoDouble関数で使用されます。
61ENUM_SYMBOL_INFO_INTEGER [24][環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
通貨ペアに関する情報を取得します。SymbolInfoInteger関数で使用されます。
62ENUM_SYMBOL_INFO_STRING [5][環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
通貨ペアに関する情報を取得します。SymbolInfoString関数で使用されます。
63ENUM_SYMBOL_TRADE_EXECUTION [4][環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
特定の通貨ペアの可能な取引実行モードの定義です。
64ENUM_SYMBOL_TRADE_MODE [5][環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
取引モードの定義です。取引を限定するモードがあります。
65ENUM_TERMINAL_INFO_DOUBLE [1][環境ステータス定数-クライアントターミナルプロパティ]
TerminalInfoDouble関数で使用されます。MQL5用です。クライアントターミナルに関する実数型の情報を取得できます。
66ENUM_TERMINAL_INFO_INTEGER [39][環境ステータス定数-クライアントターミナルプロパティ]
TerminalInfoInteger関数で使用されます。クライアントターミナルに関する整数型の情報を取得できます。
67ENUM_TERMINAL_INFO_STRING [6][環境ステータス定数-クライアントターミナルプロパティ]
TerminalInfoString関数で使用されます。クライアントターミナルに関する文字列型の情報を取得できます。
68ENUM_TIMEFRAMES [10][チャート定数-チャートの時間軸]
チャート時間軸の識別子。

各列挙の詳細

1. ENUM_ACCOUNT_INFO_DOUBLE [14]

[環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
 AccountInfoDouble関数で使用されるアカウントのプロパティ。

識別子データ型説明
37ACCOUNT_BALANCEdouble口座残高。
38ACCOUNT_CREDITdoubleクレジット。
39ACCOUNT_PROFITdouble評価損益。
40ACCOUNT_EQUITYdouble有効証拠金。
41ACCOUNT_MARGINdouble必要証拠金。
42ACCOUNT_MARGIN_FREEdouble余剰証拠金。
43ACCOUNT_MARGIN_LEVELdouble証拠金維持率。
45ACCOUNT_MARGIN_SO_CALLdoubleマージンコールレベル。
ACCOUNT_MARGIN_SO_MODE はパーセントまたはデポジット通貨で表されます。
46ACCOUNT_MARGIN_SO_SOdoubleマージンストップアウトレベル。
ACCOUNT_MARGIN_SO_MODE はパーセントまたはデポジット通貨で表されます。
48ACCOUNT_MARGIN_INITIALdoubleサポートされていません。
49ACCOUNT_MARGIN_MAINTENANCEdoubleサポートされていません。
50ACCOUNT_ASSETSdoubleサポートされていません。
51ACCOUNT_LIABILITIESdoubleサポートされていません。
52ACCOUNT_COMMISSION_BLOCKEDdoubleサポートされていません。

2. ENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGER [7]

[環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
 AccountInfoInteger関数で使用されるアカウントのプロパティ。

識別子データ型説明
0ACCOUNT_LOGINlong口座番号。
32ACCOUNT_TRADE_MODEenumアカウント取引モード。
ENUM_ACCOUNT_TRADE_MODE の値を取得。
33ACCOUNT_TRADE_ALLOWEDbool現在のアカウントの取引許可。
0:否 1:可。
34ACCOUNT_TRADE_EXPERTboolEAの取引許可。0:否 1:可。
35ACCOUNT_LEVERAGElongアカウントのレバレッジ
44ACCOUNT_MARGIN_SO_MODEenum有効証拠金不足時のストップを設定するモード。
ENUM_ACCOUNT_STOPOUT_MODE の値を取得。
47ACCOUNT_LIMIT_ORDERSintポジションとオーダーの上限数。
0の時は無制限。

3. ENUM_ACCOUNT_INFO_STRING [4]

[環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
 AccountInfoString関数で使用されるアカウントのプロパティ。

識別子データ型説明
1ACCOUNT_NAMEstring口座名
2ACCOUNT_COMPANYstring口座の提供会社名
3ACCOUNT_SERVERstringアカウント接続サーバー名
36ACCOUNT_CURRENCYstring口座通貨名

4. ENUM_ACCOUNT_STOPOUT_MODE [2]

[環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
 有効証拠金不足時のストップモード。ENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGERACCOUNT_MARGIN_SO_MODE の時に、この列挙値が取得されます。

識別子説明
0ACCOUNT_STOPOUT_MODE_PERCENTパーセント単位の口座ストップモード
1ACCOUNT_STOPOUT_MODE_MONEY資金で口座ストップモード

5. ENUM_ACCOUNT_TRADE_MODE [3]

[環境ステータス定数-アカウントプロパティ]
 MQL4 プログラムが実行されているアカウントのタイプ。(リアル口座、デモ口座 等)
 ENUM_ACCOUNT_INFO_INTEGER の ACCOUNT_TRADE_MODE の時に、この列挙値が取得されます。

識別子説明
0ACCOUNT_TRADE_MODE_DEMOデモ口座
1ACCOUNT_TRADE_MODE_CONTESTコンテストアカウント
2ACCOUNT_TRADE_MODE_REALリアル口座

 

6. ENUM_ALIGN_MODE [3]

[オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
 OBJ_EDITオブジェクトとChartScreenShot関数の水平方向の配置のタイプを設定できます。

識別子説明
0ALIGN_RIGHT右寄せ
1ALIGN_LEFT左寄せ
2ALIGN_CENTER中央寄せ(OBJ_EDITのみ)

7. ENUM_ANCHOR_POINT [9]

[オブジェクト定数-オブジェクトバインディングのメソッド]
 ObjectSetInteger関数で使用されます。

識別子説明
0ANCHOR_LEFT_UPPER左上のアンカーポイント
1ANCHOR_LEFT中央左のアンカーポイント
2ANCHOR_LEFT_LOWER左下のアンカーポイント
3ANCHOR_LOWER中央下のアンカーポイント
4ANCHOR_RIGHT_LOWER右下のアンカーポイント
5ANCHOR_RIGHT中央右のアンカーポイント
6ANCHOR_RIGHT_UPPER右上のアンカーポイント
7ANCHOR_UPPER中央上のアンカーポイント
8ANCHOR_CENTERオブジェクトの中心のアンカー ポイント
 OBJ_BUTTON 、OBJ_RECTANGLE_LABEL、OBJ_EDITオブジェクトには、左上に固定アンカーポイント(ANCHOR_LEFT_UPPER)があります。

8. ENUM_APPLIED_PRICE [7]

[インジケータ定数-価格定数]
 計算に適用する価格[始値、高値、安値、終値]の識別子。

識別子説明
0PRICE_CLOSE 終値
1PRICE_OPEN 始値
2PRICE_HIGH 高値
3PRICE_LOW 安値
4PRICE_MEDIAN(高値 + 安値)÷ 2
5PRICE_TYPICAL(高値 + 安値 + 終値)÷ 3
6PRICE_WEIGHTED(高値 + 安値 + 終値 × 2)÷ 4

9. ENUM_ARROW_ANCHOR [2]

[オブジェクト定数-オブジェクトバインディングのメソッド]
 グラフィカルオブジェクトの矢印 (OBJ_ARROW) の座標にリンクする方法です。

識別子説明
0ANCHOR_TOP上側にアンカー
1ANCHOR_BOTTOM下側にアンカー

10. ENUM_BASE_CORNER [4]

[オブジェクト定数-チャートコーナー]
 ObjectSetInteger関数で使用されます。

識別子説明
0CORNER_LEFT_UPPER座標の中心をチャートの左上にします。
1CORNER_RIGHT_UPPER座標の中心をチャートの右上にします。
2CORNER_LEFT_LOWER座標の中心をチャートの左下にします。
3CORNER_RIGHT_LOWER座標の中心をチャートの右下にします。

11. ENUM_BORDER_TYPE [3]

[オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
 OBJ_RECTANGLE_LABELオブジェクトで 3つのデザインモードが設定できます。

識別子説明
0BORDER_FLAT平らなフォーム
1BORDER_RAISED顕著なフォーム
2BORDER_SUNKEN凹型フォーム

12. ENUM_CHART_EVENT [12]

[チャート定数-チャートイベントの種類]
 定義済み OnChartEvent関数を使用して処理できる 9種類のイベントがあります。カスタムイベントの場合、CHARTEVENT_CUSTOMから CHARTEVENT_CUSTOM_LASTまでの範囲で 65535個の識別子が提供されます。カスタム イベントを生成するには、EventChartCustom関数を使用する必要があります。

識別子説明
0CHARTEVENT_KEYDOWNキーストローク
1CHARTEVENT_OBJECT_CLICKグラフィカルオブジェクトをクリック
2CHARTEVENT_OBJECT_DRAGグラフィカルオブジェクトのドラッグ&ドロップ
3CHARTEVENT_OBJECT_ENDEDITグラフィックオブジェクトでのテキスト編集の終了
4CHARTEVENT_CLICKチャートをクリック
6CHARTEVENT_OBJECT_DELETEグラフィカルオブジェクトの削除(チャートにCHART_EVENT_OBJECT_DELETE = true が設定されている場合)
7CHARTEVENT_OBJECT_CREATEグラフィカルオブジェクトの作成(チャートにCHART_EVENT_OBJECT_CREATE = true が設定されている場合)
8CHARTEVENT_OBJECT_CHANGEグラフィカルオブジェクトプロパティをプロパティダイアログで変更
9CHARTEVENT_CHART_CHANGEプロパティダイアログによるチャートサイズの変更またはチャートプロパティの変更
10CHARTEVENT_MOUSE_MOVEマウスの移動、マウスのクリック(グラフにCHART_EVENT_MOUSE_MOVE = true が設定されている場合)
1000CHARTEVENT_CUSTOM一連のカスタムイベントのイベント初期番号
66534CHARTEVENT_CUSTOM_LASTカスタムイベントの範囲からのイベント最終番号

 イベントの種類ごとに、OnChartEvent関数の入力パラメータには、このイベントの処理に必要な値が明示されます。このパラメータを介して渡されるイベントと値は次の表のとおりです。

イベント内容イベントID
パラメータ値
lparam
パラメータ値
dparam
パラメータ値
sparam
パラメータ値
キーストロークCHARTEVENT_
KEYDOWN
押されたキーのコード繰り返し回数 (ユーザーがキーを押し続けた結果、キーストロークが繰り返される回数)キーボード ボタンのステータスを表すビット マスクの文字列値
マウスの移動、マウスのクリック(グラフにCHART_EVENT_
MOUSE_MOVE
= true が設定されている場合)
CHARTEVENT_
MOUSE_MOVE
X座標Y 座標マウス ボタンの状態を表すビット マスクの文字列値
グラフィカルオブジェクトの作成(チャートにCHART_EVENT_
OBJECT_CREATE
= true が設定されている場合)
CHARTEVENT_
OBJECT_CREATE
作成されたグラフィカル オブジェクトの名前
グラフィカルオブジェクトプロパティをプロパティダイアログで変更CHARTEVENT_
OBJECT_CHANGE
変更されたグラフィカル オブジェクトの名前
グラフィカルオブジェクトの削除(チャートにCHART_EVENT_
OBJECT_DELETE
= true が設定されている場合)
CHARTEVENT_
OBJECT_DELETE
削除されたグラフィック オブジェクトの名前
チャートをクリックCHARTEVENT_
CLICK
X座標Y 座標
グラフィカルオブジェクトをクリックCHARTEVENT_
OBJECT_CLICK
X座標Y 座標イベントが発生したグラフィカル オブジェクトの名前
グラフィカルオブジェクトのドラッグ&ドロップCHARTEVENT_
OBJECT_DRAG
移動したグラフィカル オブジェクトの名前
グラフィックオブジェクトでのテキスト編集の終了CHARTEVENT_
OBJECT_ENDEDIT
テキスト編集が完了した LabelEdit グラフィカル オブジェクトの名前
プロパティダイアログによるチャートサイズの変更またはチャートプロパティの変更CHARTEVENT_
CHART_CHANGE
一連のカスタムイベントのイベント番号。nは 0~65535の範囲。CHARTEVENT_
CUSTOM+n
EventChartCustom関数によって設定される値EventChartCustom関数によって設定される値EventChartCustom関数によって設定される値

 CHARTEVENT_MOUSE_MOVE イベントの場合、spram文字列パラメータには、キーボードとマウスボタンの状態に関する情報が含まれます。

ビット説明
1マウスの左ボタンの状態
2マウスの右ボタンの状態
3SHIFT ボタンの状態
4CTRL ボタンの状態
5マウスの中ボタンの状態
6最初の余分なマウス ボタンの状態
72番目の余分なマウス ボタンの状態

13. ENUM_CHART_MODE [3]

[チャート定数-チャートの表示]
 ChartSetInteger関数で chart_modeの時に使用される列挙値。

識別子説明
0CHART_BARSバー(Bars)で表示
1CHART_CANDLESローソク足(Candles)で表示
2CHART_LINE終値で引かれた線(Line)で表示

14. ENUM_CHART_POSITION [3]

[チャート定数-チャート位置定数]
 ChartNavigate関数の位置パラメーターで使用される列挙値。

識別子説明
0CHART_BEGINチャートの始まり(最も古い日時のバー)。
1CHART_CURRENT_POS現在位置。
2CHART_ENDチャートの最後(直近の日時のバー)。

15. ENUM_CHART_PROPERTY_DOUBLE [7]

[チャート定数-チャートプロパティ]
 ChartSetDouble関数と ChartGetDouble関数で使用される列挙値。

識別子データ型説明
3CHART_SHIFT_SIZEdouble チャートを自動スクロールしている時の右端から最新のバーとの間のインデントです(0~50%)。
8CHART_FIXED_MAXdouble固定チャートの価格の最大値。設定する場合は、※1固定チャートにしておく必要があります。
9CHART_FIXED_MINdouble固定チャートの価格の最小値。設定する場合は、※1固定チャートにしておく必要があります。
11CHART_POINTS_PER_BARdoubleスケール固定設定値(pips/bar)。
41CHART_FIXED_POSITIONdouble左端からのチャートの※2固定位置(単位:%)。
チャートの固定位置は、水平時間軸上の小さな灰色の三角形でマークされます。固定位置のバーは、ズームインおよびズームアウトしても同じ場所に残ります。チャートの自動スクロールが無効になっている時のみ有効です。
108CHART_PRICE_MINdouble(読取専用)
※3チャートの価格の最小値。「CHART_FIXED_MIN」と同じ結果になります。
109CHART_PRICE_MAXdouble(読取専用)
※3チャートの価格の最大値。「CHART_FIXED_MAX」と同じ結果になります。

※1 固定チャートにする時は、チャート上で「右クリック」 → 「プロパティ」→「全般」タブから「スケールの設定」にチェックを入れて、上限と下限設定に入力してください。


※2 チャートの下部に▲のマークが入ります。


※3 チャートのサブウィンドウにアクセスする場合、追加のパラメーター修飾子 (修飾子) を指定する必要があります。0はメインウィンドウになります。

16. ENUM_CHART_PROPERTY_INTEGER [49]

[チャート定数-チャートプロパティ]
 ChartSetInteger関数と ChartGetInteger関数で使用される列挙値。

識別子データ型説明
0CHART_MODEenumチャートの種類(ローソク足、棒、線)。
ENUM_CHART_MODE 列挙値。
1CHART_FOREGROUNDbool価格チャートを最前面に表示。
2CHART_SHIFTbool価格チャートを右端からシフトするモード。
4CHART_AUTOSCROLLboolチャートの右端に自動シフトするモード。
5CHART_SCALEintチャートのスケールを設定・取得します(0~5)。
6CHART_SCALEFIXbool固定チャートのスケールモード。
7CHART_SCALEFIX_11bool1:1のチャートのスケールモード。
10CHART_SCALE_PT_PER_BARboolバーごとのポイントでチャートスケールを指定するモード。
12CHART_SHOW_OHLCbool左上隅に OHLC値を表示する。
13CHART_SHOW_BID_LINEboolBid値をチャート上に水平線として表示する。
14CHART_SHOW_ASK_LINEboolAsk値をチャート上に水平線として表示する。
15CHART_SHOW_LAST_LINEbool直近の値をチャートに水平線として表示する。
16CHART_SHOW_PERIOD_SEPbool隣接する期間の間に垂直セパレータを表示する。
17CHART_SHOW_GRIDboolチャートにグリッドを表示する。
18CHART_SHOW_VOLUMESenumチャートに出来高を表示する。
ENUM_CHART_VOLUME_MODE 列挙値。
19CHART_SHOW_OBJECT_DESCRboolオブジェクトのテキストによる説明を表示(全てのオブジェクトで使用できるわけではありません)。
21CHART_COLOR_BACKGROUNDcolorチャートの背景色を設定・取得します。
22CHART_COLOR_FOREGROUNDcolor軸、スケール、OHLC線の色を設定・取得します。
23CHART_COLOR_GRIDcolorグリッドの色を取得します。
24CHART_COLOR_VOLUMEcolor出来高と注文開始レベルの色を設定・取得します。
25CHART_COLOR_CHART_UPcolor上昇ローソク足のバー、影、本体の境界線の色を設定・取得します。
26CHART_COLOR_CHART_DOWNcolor下降ローソク足のバー、影、本体の境界線の色を設定・取得します。
27CHART_COLOR_CHART_LINEcolorチャートラインとローソク足の色を設定・取得します。
28CHART_COLOR_CANDLE_BULLcolor上昇ローソク足の本体の色を設定・取得します。
29CHART_COLOR_CANDLE_BEARcolor下降ローソク足の本体の色を設定・取得します。
30CHART_COLOR_BIDcolorBid価格ラインの色を設定・取得します。
31CHART_COLOR_ASKcolorAsk価格ラインの色を設定・取得します。
32CHART_COLOR_LASTcolor直近に約定した価格の取引ラインの色を設定・取得します。
33CHART_COLOR_STOP_LEVELcolorストップオーダーレベルの色(損切価格と利益価格)を設定・取得します。
34CHART_SHOW_TRADE_LEVELSboolチャートでの取引レベルの表示(新規取引注文、損切価格、利益価格、未決済注文のレベル)します。
35CHART_BRING_TO_TOPbool(書き込み専用)
他のグラフの上にグラフを表示します。
36CHART_SHOW_DATE_SCALEboolチャートにタイムスケールを表示します。
37CHART_SHOW_PRICE_SCALEboolチャートに価格スケールを表示します。
38CHART_EVENT_OBJECT_CREATEbool新しいオブジェクト作成 (CHARTEVENT_OBJECT_CREATE)のイベントの通知をチャート上の全ての MQL4プログラムに送信します。
39CHART_EVENT_OBJECT_DELETEboolオブジェクト削除のイベント(CHARTEVENT_OBJECT_DELETE)の通知をチャート上の全ての MQL4プログラムに送信します。
40CHART_EVENT_MOUSE_MOVEboolマウス移動およびマウス クリック イベント(CHARTEVENT_MOUSE_MOVE)の通知をチャート上のすべての MQL4プログラムに送信します。
42CHART_MOUSE_SCROLLboolマウスの左ボタンでチャートを水平方向にスクロールします。次のいずれかのプロパティの値が true の時、垂直スクロールが使用できます。CHART_SCALEFIX、CHART_SCALEFIX_11、CHART_SCALE_PT_PER_BAR
43CHART_DRAG_TRADE_LEVELSboolマウスを使用してチャート上で取引レベルをドラッグする機能を有効にします。デフォルトで有効(true)になっています。
45CHART_QUICK_NAVIGATIONboolチャートが Spaceキーと Enterキーのストロークをインターセプトして、クイックナビゲーションバーをアクティブにします。マウスをダブルクリックするか、Space/Enter キーを押すと、チャートの下部にクイックナビゲーションバーが自動的に表示されます。通貨ペア名、時間軸、最初に表示されるバーの日付をすばやく変更できます。
100CHART_VISIBLE_BARSint(読取専用)
表示可能なチャートのバー数を定義します。
101CHART_WINDOWS_TOTALint(読取専用)
指標サブウィンドウを含むチャートウィンドウの総数を定義します。
102CHART_WINDOW_IS_VISIBLEbool(読取専用)
サブウィンドウの可視性を定義します。
103CHART_WINDOW_HANDLEint(読取専用)
チャートハンドルを取得します。
104CHART_FIRST_VISIBLE_BARint(読取専用)
チャートで最初に表示されるバーの番号を取得します。(バーのインデックスは時系列に対応します)
105CHART_WIDTH_IN_BARSint(読取専用)
棒グラフの幅を取得します。
106CHART_WIDTH_IN_PIXELSint(読取専用)
チャートの幅(ピクセル単位)を取得します。
107CHART_HEIGHT_IN_PIXELSintチャートの高さ(ピクセル単位)を取得します。
110CHART_WINDOW_YDISTANCEint(読取専用)
インジケータサブウィンドウの上部フレームとチャートのメインウィンドウの上部フレームの間の距離をピクセル単位で定義します。
112CHART_IS_OFFLINEbool(読取専用)
チャートのオフラインモードをチェックします。
※チャートのサブウィンドウにアクセスする場合、追加のパラメーター修飾子 (修飾子) を指定する必要があります。0はメインウィンドウになります。

17. ENUM_CHART_PROPERTY_STRING [1]

[チャート定数-チャートプロパティ]
 ChartSetString関数と ChartGetString関数で使用される列挙値。
 チャートプロパティ列挙の識別子は、チャートを操作するための関数のパラメーターとして使用されます。

識別子データ型説明
20CHART_COMMENTstringチャートにコメントを挿入します。

18. ENUM_CHART_VOLUME_MODE [2]

[チャート定数-チャートの表示]
 ChartSetInteger関数で volume_modeの時に使用される列挙値。

識別子説明
0CHART_VOLUME_HIDETick出来高を非表示。
1CHART_VOLUME_TICKTick出来高を表示。

19. ENUM_COLOR_FORMAT [3]

[ResourceCreate関数]
 色の処理方法。ResourceCreate関数で使用される列挙値。

識別子説明
0COLOR_FORMAT_XRGB_NOALPHAアルファチャネルの要素は無視されます。
1COLOR_FORMAT_ARGB_RAW色成分はターミナルでは処理されません (ユーザーが正しく設定する必要があります)。
2COLOR_FORMAT_ARGB_NORMALIZE色成分はターミナルで処理されます。

20. ENUM_CRYPT_METHOD (暗号化方法) [8]

[名前付き定数-その他の定数]
 CryptEncode関数 および CryptDecode関数で使用されるデータ変換方法を指定するために使用されます。

識別子説明
0CRYPT_BASE64BASE64。
1CRYPT_AES128128ビットキー (16バイト) による AES暗号化。
2CRYPT_AES256256ビットキー (32バイト) による AES暗号化。
3CRYPT_DES56ビットキー (7バイト) による DES暗号化。
4CRYPT_HASH_SHA1SHA1 ハッシュ計算。
5CRYPT_HASH_SHA256SHA256 ハッシュ計算。
6CRYPT_HASH_MD5MD5 ハッシュ計算。
7CRYPT_ARCH_ZIPZIP アーカイブ。

21. ENUM_CUSTOMIND_PROPERTY_DOUBLE [3]

[インジケータ定数-カスタムインジケータのプロパティ]
 double型のカスタムインジケータのプロパティ情報を取得する列挙値です。IndicatorSetDouble関数で使用されます。レベルとはインジケータの補助線のことです。

識別子説明
2INDICATOR_MINIMUMインジケータウィンドウの目盛の最小値。
3INDICATOR_MAXIMUMインジケータウィンドウの目盛の最大値。
8INDICATOR_LEVELVALUEレベル値。

22. ENUM_CUSTOMIND_PROPERTY_INTEGER [6]

[インジケータ定数-カスタムインジケータのプロパティ] 
 整数型のカスタムインジケータのプロパティ情報を取得する列挙値です。IndicatorSetInteger関数で使用されます。レベルとはインジケータの補助線のことです。

識別子説明
0INDICATOR_DIGITSインジケータ値の描画精度。
4INDICATOR_LEVELSインジケータウィンドウのレベル数。
5INDICATOR_LEVELCOLORレベルラインの
6INDICATOR_LEVELSTYLEレベルラインのスタイル。ENUM_LINE_STYLE 列挙値で設定。
7INDICATOR_LEVELWIDTHレベルラインの太さ。(pixel単位設定)
10INDICATOR_HEIGHTインジケータのウィンドウの固定高さ (pixel単位設定)。
プリプロセッサー コマンド「#property indicator_height」でも設定が可能です。

23. ENUM_CUSTOMIND_PROPERTY_STRING [2]

[インジケータ定数-カスタムインジケータのプロパティ]
 文字列型のカスタムインジケータのプロパティ情報を取得する列挙値です。IndicatorSetString関数で使用されます。レベルとはインジケータの補助線のことです。

識別子説明
1INDICATOR_SHORTNAMEインジケータの略称名。
9INDICATOR_LEVELTEXTレベルの説明。

25. ENUM_DAY_OF_WEEK [7]

[環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
 曜日の定義です。曜日を指定するために使用されます。

識別子説明
0SUNDAY日曜日
1MONDAY月曜日
2TUESDAY火曜日
3WEDNESDAY水曜日
4THURSDAY木曜日
5FRIDAY金曜日
6SATURDAY土曜日

26. ENUM_FILE_POSITION [3]

[入出力定数-ファイル内位置]
 多くのファイル機能は、データの読み取り/書き込み操作に関連付けられています。同時に、FileSeek関数を使用して、次の読み取り または 書き込み操作が実行されるファイル内の位置へのファイルポインタの位置を指定できます。ENUM_FILE_POSITION 列挙値には、次の操作のシフトを byte単位で指定できる有効なポインタ位置が含まれています。

識別子説明
0SEEK_SETファイルの先頭
1SEEK_CURファイルポインタの現在位置
2SEEK_ENDファイルの終わり

27. ENUM_FILE_PROPERTY_INTEGER [15]

[入出力定数-ファイルプロパティ]
 FileGetInteger関数で、ファイルプロパティを取得するために使用されます。

識別子説明
1FILE_EXISTSファイルの有無を確認。
2FILE_CREATE_DATEファイルの作成日。
3FILE_MODIFY_DATEファイルの最終更新日。
4FILE_ACCESS_DATEファイルへの最終アクセス日。
5FILE_SIZEファイルサイズ(byte)。
6FILE_POSITIONファイル内のポインタの位置。
7FILE_ENDファイルの終わりの記号を取得。
8FILE_LINE_END行末の記号を取得。
9FILE_IS_COMMONファイルはすべてのターミナルの共有フォルダーで開かれます(FILE_COMMONを参照)。
10FILE_IS_TEXTファイルはテキストファイルとして開かれます(FILE_TXTを参照)。
11FILE_IS_BINARYファイルはバイナリファイルとして開かれます(FILE_BINを参照)。
12FILE_IS_CSVファイルは CSVとして開かれます(FILE_CSVを参照)。
13FILE_IS_ANSIファイルは ANSIとして開かれます(FILE_ANSIを参照)。
14FILE_IS_READABLE開かれたファイルは読み取り可能です(FILE_READを参照)。
15FILE_IS_WRITABLE開いているファイルは書き込み可能です(FILE_WRITEを参照)。

31. ENUM_LICENSE_TYPE [4]

[環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
 現在実行中の MQL4プログラムのライセンスに関する情報を取得する列挙値。

識別子説明
0LICENSE_FREE無料・無制限版。
1LICENSE_DEMOデモ版。ストラテジーテスターでのみ可動など使用制限することもできます。
2LICENSE_FULL有料版。起動回数に制限を付けることもできます。
3LICENSE_TIME期間限定版。使用期間に制限を付けます。

32. ENUM_LINE_STYLE [5]

[インジケータ定数-描画スタイル]
 描画スタイルは、オブジェクトの OBJPROP_STYLEプロパティの取得/設定にも使用可能です。
 カスタムインジケータを作成する場合、6種類の描画スタイル (メインチャートウィンドウまたはチャートサブウィンドウに表示される) のいずれかを指定します。
 1つのカスタムインジケータでは、任意のインジケータ描画タイプを使用できます。各構成タイプには、描画に必要なデータを格納するための 1~2のグローバル配列を指定する必要があります。これらのデータ配列は、SetIndexBuffer関数を使用してインジケーターバッファーに指定する必要があります。

識別子説明
0STYLE_SOLID実線
1STYLE_DASH破線
2STYLE_DOT点線
3STYLE_DASHDOT破線と点線
4STYLE_DASHDOTDOT破線と二重点線

34. ENUM_MA_METHOD [4]

[インジケータ定数-移動平均法]
 移動平均方法の識別子。「値」は「識別子」を整数型に変換した時の数字になります。「識別子」の代わりに「値」を引数に使用することもできます。

識別子説明
0MODE_SMA単純移動平均(SMA [Simple Moving Average])
期間分のバーの平均値を算出します。それを結んでグラフ化したものは、トレンドの方向性や強弱を判断するのに有効です。
(計算式)
SMA = ( P1 + P2 + … + PN ) ÷ N
1MODE_EMA指数移動平均(EMA [Exponential Moving Average])
最新の終値により大きな重みを付けて計算するSMAの応用版です。SMAより直近のバーを重視するので価格変動への反応が早くなります。
(計算式)
EMA = (直近の価格 - 1つ前のEMA) ✕ 2 ÷ (N + 1) + 1つ前のEMA
1つ前のEMAで最初にくるものは SMAが使われます。
2MODE_SMMA平滑移動平均(SMMA [Smoothed Moving Average])
最新の終値と前日のSMMAに重みを付けて計算するSMAの応用版です。価格変動が激しい時にノイズを除去するのに有効です。計算方法はEMAと似ていて、N=3の SMMAと N=5の EMAは同じ結果になります。
(計算式)
SMMA = ( 1つ前のSMMA ✕ (N – 1) + 直近の価格) / N
1つ前のSMMAで最初にくるものは SMAが使われます。
3MODE_LWMA線形加重移動平均(LWMA [Liner Weighted Moving Average])
SMAと同じく期間分のバーの平均を算出しますが、直近のバーに、より大きな重みをかけます。EMAと同様にトレンドの変化に素早く反応します。EMAよりもさらに反応は敏感です。
(計算式)
LWMA = (P1 ✕ 1 + P2 ✕ 2 + … + PN ✕ N) ÷ (1 + 2 + … + N)
P1~PNはそれぞれの期間の価格、Nは期間数

35. ENUM_MQL_INFO_INTEGER [12]

[環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
 現在実行中の MQL4プログラムに関する整数型の情報を取得する列挙値。MQLInfoInteger関数、MQLSetInteger関数で使用されます。

識別子データ型説明
2MQL_PROGRAM_TYPEenumMQL4プログラムのタイプ。結果は、ENUM_PROGRAM_TYPE 列挙値から返されます。
3MQL_DLLS_ALLOWEDbool指定した実行プログラムのDLL使用許可。
4MQL_TRADE_ALLOWEDbool指定した実行プログラムの取引許可。
5MQL_DEBUGboolデバッグモードを示すフラグ。
6MQL_TESTERboolテスタープロセスを示すフラグ。
7MQL_OPTIMIZATIONbool最適化プロセスを示すフラグ。
8MQL_VISUAL_MODEboolビジュアルテストプロセスを示すフラグ。
9MQL_LICENSE_TYPEenumex4モジュールのライセンスの種類。MQLInfoInteger関数で使用されます。結果は、ENUM_LICENSE_TYPE 列挙値から返されます。
10MQL_PROFILERboolコードプロファイリングモードで動作するプログラムを示すフラグ。
12MQL_FRAME_MODEboolEAが最適化結果フレームの収集モードで動作していることを示すフラグ。
14MQL_SIGNALS_ALLOWEDbool指定した実行プログラムのシグナル変更許可。
15MQL_CODEPAGEコード
ページ
MQL4プログラムが文字列を出力・変換するために使用するコードページ ( PrintPrintFormatAlertMessageBoxSendFTPSendMailSendNotification関数など)。

36. ENUM_MQL_INFO_STRING [2]

[環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
 現在実行中の MQL4プログラムに関する文字列型の情報を取得する列挙値。MQLInfoString関数で使用されます。

識別子データ型説明
0MQL_PROGRAM_NAMEstring実行したMQL4プログラムの名前。
1MQL_PROGRAM_PATHstring実行したMQL4プログラムのパス。

37. ENUM_OBJECT [40]

[オブジェクト定数-オブジェクトタイプ]
 オブジェクトタイプの識別子です。ObjectCreate関数を使用してグラフィカルオブジェクトを作成する場合、作成するオブジェクトのタイプを指定する必要があります。これは、ENUM_OBJECT 列挙値の 1つにすることができます。オブジェクト型識別子は、ObjectCreate関数、ObjectsDeleteAll関数、およびObjectType関数で使用されます。

 グラフィカルオブジェクトを操作する関数を使用してオブジェクトプロパティを更に指定することができます。

識別子説明
0OBJ_VLINE 垂直線
1OBJ_HLINE 水平線
2OBJ_TREND トレンドライン
3OBJ_TRENDBYANGLE 角度別トレンドライン
4OBJ_REGRESSION 線形回帰
5OBJ_CHANNEL 等距離チャネル
6OBJ_STDDEVCHANNEL 標準偏差チャネル
7OBJ_GANNLINE ギャンライン
8OBJ_GANNFAN ギャンファン
9OBJ_GANNGRID ギャングリッド
10OBJ_FIBO フィボナッチリトレースメント
11OBJ_FIBOTIMES フィボナッチタイムゾーン
12OBJ_FIBOFAN フィボナッチファン
13OBJ_FIBOARC フィボナッチアーク
14OBJ_EXPANSION フィボナッチエクスパンション
15OBJ_FIBOCHANNEL フィボナッチチャネル
16OBJ_RECTANGLE 長方形
17OBJ_TRIANGLE 三角形
18OBJ_ELLIPSE 楕円
19OBJ_PITCHFORK アンドリュースのピッチフォーク
20OBJ_CYCLES サイクルライン
21OBJ_TEXT テキスト
22OBJ_ARROW 矢印
22OBJ_ARROW_THUMB_UP サムズアップ
22OBJ_ARROW_THUMB_DOWN サムズダウン
22OBJ_ARROW_UP 上矢印
22OBJ_ARROW_DOWN 下矢印
22OBJ_ARROW_STOP 一時停止
22OBJ_ARROW_CHECK チェックサイン
22OBJ_ARROW_LEFT_PRICE 左に価格ラベル表示
22OBJ_ARROW_RIGHT_PRICE 右に価格ラベル表示
22OBJ_ARROW_BUY 買いサイン
22OBJ_ARROW_SELL 売りサイン
23OBJ_LABEL ラベル
24OBJ_BITMAP_LABEL ビットマップラベル
25OBJ_BUTTON ボタン
26OBJ_BITMAP ビットマップ
27OBJ_EDIT 編集
28OBJ_RECTANGLE_LABEL カスタムグラフィカルインターフェイスを作成、設計用の長方形ラベルオブジェクト
42OBJ_EVENT 経済カレンダーのイベントに対応するイベントオブジェクト

38. ENUM_OBJECT_PROPERTY_DOUBLE [5]

[オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
 ObjectSetDouble関数、ObjectGetDouble関数で使用されます。

識別子データ型説明
12OBJPROP_SCALEdoubleスケール(ギャンオブジェクト、フィボナッチアークのプロパティ)。
13OBJPROP_ANGLEdouble角度。プログラムから作成した角度が指定されていないオブジェクトは、EMPTY_VALUEに等しくなります。
16OBJPROP_DEVIATIONdouble標準偏差チャンネルの偏差。
20OBJPROP_PRICEdouble価格座標。
204OBJPROP_LEVELVALUEdoubleレベル値。

39. ENUM_OBJECT_PROPERTY_INTEGER [34]

[オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
 ObjectSetInteger関数、ObjectGetInteger関数で使用されます。

識別子データ型説明
6OBJPROP_COLORcolor色。
7OBJPROP_STYLEenumスタイル。
ENUM_LINE_STYLE 列挙値で設定。
8OBJPROP_WIDTHint線の幅。
9OBJPROP_BACKboolオブジェクトの背景。
11OBJPROP_ELLIPSEboolフィボナッチアークオブジェクトの完全な楕円を表示
(OBJ_FIBOARC )。
14OBJPROP_ARROWCODEuchar矢印オブジェクトのアローコード。
15OBJPROP_TIMEFRAMES時間軸でのオブジェクトの可視性。
17OBJPROP_SELECTEDboolオブジェクトを選択。
18OBJPROP_TYPEenumオブジェクトタイプ。
(読取専用) ENUM_OBJECT 列挙値で設定。
19OBJPROP_TIMEdatetime時間座標。
100OBJPROP_FONTSIZEintフォントサイズ。
101OBJPROP_CORNERenumグラフィックオブジェクトをチャートコーナーにリンクします。
ENUM_BASE_CORNER 列挙値で設定。
102OBJPROP_XDISTANCEintバインディングコーナーから X軸に沿った距離(ピクセル単位)。
103OBJPROP_YDISTANCEintバインディングコーナーから Y軸に沿った距離(ピクセル単位)。
200OBJPROP_LEVELSintレベル数。
201OBJPROP_LEVELCOLORcolorラインレベルの色。
202OBJPROP_LEVELSTYLEenumラインレベルのスタイル。
ENUM_LINE_STYLE 列挙値で設定。
203OBJPROP_LEVELWIDTHintラインレベルの幅。
207OBJPROP_ZORDERlongチャート上でのクリックのイベント(CHARTEVENT_CLICK)を受信するためのグラフィカルオブジェクトの優先順位。オブジェクトの作成時にデフォルトのゼロ値が設定されます。必要に応じて、優先順位を上げることができます。オブジェクトを重ねて配置すると、優先順位が最も高いオブジェクトの 1つだけが CHARTEVENT_CLICKイベントを受け取ります。
208OBJPROP_HIDDENboolMT4メニューの「チャート」→「ライン等の設定」→「表示中のライン等」からのオブジェクトのリストにグラフィカルオブジェクトの名前を表示することを禁止します。trueを指定すると、リストからオブジェクトを非表示にすることができます。デフォルトでは、カレンダーイベント、取引履歴を表示するオブジェクト、およびMQL4プログラムから作成されたオブジェクトに trueが設定されます。このようなグラフィカルオブジェクトを表示し、それらのプロパティにアクセスするには、[オブジェクトのリスト] ウィンドウの [すべて] ボタンをクリックします。
998OBJPROP_CREATETIMEdatetime読取専用。
オブジェクトの作成時間。
1000OBJPROP_SELECTABLEboolオブジェクトの可用性。
1004OBJPROP_RAY_RIGHTbool線を右に延長。
1011OBJPROP_ANCHORenumグラフィックオブジェクトの固定ポイントの位置。
ENUM_ARROW_ANCHOR 列挙値(OBJ_ARROW用)
ENUM_ANCHOR_POINT 列挙値(OBJ_LABEL 、OBJ_BITMAP_LABEL、OBJ_TEXT用)で設定。
1018OBJPROP_STATEboolボタンの押下状態。
1019OBJPROP_XSIZEintX軸に沿ったオブジェクトの幅(ピクセル単位)。OBJ_LABEL(読取専用)、OBJ_BUTTON、OBJ_BITMAP、OBJ_BITMAP_LABEL、OBJ_EDIT、OBJ_RECTANGLE_LABELオブジェクトに対して指定されます。
1020OBJPROP_YSIZEintY軸に沿ったオブジェクトの高さ (ピクセル単位)。OBJ_LABEL (読取専用)、OBJ_BUTTON、OBJ_BITMAP、OBJ_BITMAP_LABEL、OBJ_EDIT、OBJ_RECTANGLE_LABELオブジェクトに対して指定されます。
1025OBJPROP_BGCOLORcolorOBJ_EDIT、OBJ_BUTTON、OBJ_RECTANGLE_LABEL の背景色。
1028OBJPROP_READONLYboolOBJ_EDITでテキストを編集。
1029OBJPROP_BORDER_TYPEenum「長方形ラベル」オブジェクトの枠線タイプ。
ENUM_BORDER_TYPE 列挙値で設定。
1033OBJPROP_XOFFSETintグラフィカルオブジェクト「ビットマップラベル」と「ビットマップ」(OBJ_BITMAP_LABEL と OBJ_BITMAP) の長方形の可視領域左上隅 X座標。値は、元画像の左上隅を基準としてピクセル単位で設定されます。
1034OBJPROP_YOFFSETintグラフィカルオブジェクト「ビットマップラベル」と「ビットマップ」(OBJ_BITMAP_LABEL と OBJ_BITMAP)の長方形の可視領域左上隅 Y座標。値は、元画像の左上隅を基準としてピクセル単位で設定されます。
1035OBJPROP_BORDER_COLORcolorOBJ_EDIT と OBJ_BUTTONオブジェクトの枠線の色。
1036OBJPROP_ALIGNenumOBJ_EDITでの水平方向のテキスト配置。
ENUM_ALIGN_MODE 列挙値で設定。

40. ENUM_OBJECT_PROPERTY_STRING [7]

[オブジェクト定数-オブジェクトプロパティ]
 ObjectSetString関数、ObjectGetString関数で使用されます。

識別子データ型説明
205OBJPROP_LEVELTEXTstringレベルの説明。
206OBJPROP_TOOLTIPstringツールチップのテキスト。プロパティが設定されていない場合、端末によって自動的に生成したツールチップが表示されます。”\n” (改行) 値を設定することで、ツールチップを無効にすることができます。
999OBJPROP_TEXTstringオブジェクトの説明(オブジェクトに含まれるテキスト)。
1001OBJPROP_FONTstringフォント。
1017OBJPROP_BMPFILEstringビットマップラベルのファイル名。
1021OBJPROP_SYMBOLstringチャートの通貨ペア名。
1037OBJPROP_NAMEstringオブジェクト名。

48. ENUM_POINTER_TYPE [3]

[名前付き定数-オブジェクトポインタの確認]
 オブジェクトポインタのタイプを確認するため CheckPointer関数が使用されます。この関数は、ENUM_POINTER_TYPE 列挙値を取得します。間違ったポインタを使用するとプログラムの実行は直ちに終了します。
 new演算子によって作成されたオブジェクトは POINTER_DYNAMICタイプです。delete演算子は、そのようなポインタに対してのみ使用できます。
 他の全てのポインタは POINTER_AUTOMATICタイプです。これは、このオブジェクトが MQL4プログラム環境によって自動的に作成されたことを意味します。このようなオブジェクトは、使用後に自動的に削除されます。

識別子説明
0POINTER_INVALIDポインタが正しくない。
1POINTER_DYNAMICnew演算子によって作成されたオブジェクトのポインタ。
2POINTER_AUTOMATIC自動的に作成されたオブジェクトのポインタ (new演算子を使用しない)。

49. ENUM_PROGRAM_TYPE [3]

[環境ステータス定数-MQL4プログラムのプロパティ]
 現在実行中の MQL4プログラムのタイプに関する情報を取得する列挙値。

識別子説明
1PROGRAM_SCRIPTスクリプト
2PROGRAM_EXPERTEA
4PROGRAM_INDICATORインジケータ

51. ENUM_SERIES_INFO_INTEGER [4]

[トレード定数-ヒストリカルデータのプロパティ]
 時系列とインジケータへのアクセス関数を使用する時の追加の通貨ペア情報の列挙値。SeriesInfoInteger関数で使用されます。

識別子データ型説明
0SERIES_BARS_COUNTlong現在のヒストリカルデータの時間軸のバー数。
1SERIES_FIRSTDATEdatetime現在のヒストリカルデータの時間軸のバーの最初の(最も古い)日時。
2SERIES_SERVER_FIRSTDATEdatetimeサーバー上の通貨ペアのヒストリカルデータの最初の(最も古い)日時。
クライアントターミナル上のチャートは関係ありません。
5SERIES_LASTBAR_DATEdatetime最新のバーの開始日時。

52. ENUM_SIGNAL_BASE_DOUBLE [6]

[トレード定数-シグナルのプロパティ]
 シグナルのプロパティ。トレードシグナル double型プロパティの列挙値です。

識別子説明
15SIGNAL_BASE_PRICEシグナル購読価格。
16SIGNAL_BASE_GAIN利益。
17SIGNAL_BASE_BALANCE口座残高。
18SIGNAL_BASE_MAX_DRAWDOWN最大ドローダウン
19SIGNAL_BASE_EQUITY証拠金
20SIGNAL_BASE_ROI投資利益率 (%)。

53. ENUM_SIGNAL_BASE_INTEGER [9]

[トレード定数-シグナルのプロパティ]
 シグナルのプロパティ。トレードシグナル整数型プロパティの列挙値です。

識別子説明
0SIGNAL_BASE_IDシグナルID。
1SIGNAL_BASE_DATE_PUBLISHED発行日(シグナル購読開始日)。
2SIGNAL_BASE_DATE_STARTEDモニタリング開始日。
4SIGNAL_BASE_SUBSCRIBERS購読数。
5SIGNAL_BASE_TRADE_MODEアカウントの種類 (0=リアル、1=デモ、2=コンテスト)。
6SIGNAL_BASE_LEVERAGEアカウントのレバレッジ。
7SIGNAL_BASE_TRADES取引回数。
8SIGNAL_BASE_PIPS利益(単位:Pips)。
9SIGNAL_BASE_RATINGポジション比率。

54. ENUM_SIGNAL_BASE_STRING [5]

[トレード定数-シグナルのプロパティ]
 シグナルのプロパティ。トレードシグナル文字列型プロパティの列挙値です。

識別子説明
10SIGNAL_BASE_BROKERブローカー(会社)名。
11SIGNAL_BASE_BROKER_SERVERブローカーサーバー。
12SIGNAL_BASE_NAMEシグナル名。
13SIGNAL_BASE_AUTHOR_LOGINシグナル作成者のログイン。
14SIGNAL_BASE_CURRENCYシグナルの基軸通貨。

55. ENUM_SIGNAL_INFO_DOUBLE [3]

[トレード定数-シグナルのプロパティ]
 シグナルのプロパティ。シグナルコピー設定の double型プロパティの列挙値です。

識別子説明
7SIGNAL_INFO_VOLUME_PERCENT取引する証拠金の%(読取専用)。
8SIGNAL_INFO_EQUITY_LIMIT証拠金の下限。
9SIGNAL_INFO_SLIPPAGEスリッページ

56. ENUM_SIGNAL_INFO_INTEGER [6]

[トレード定数-シグナルのプロパティ]
 シグナルのプロパティ。シグナルコピー設定の整数型プロパティの列挙値です。

識別子説明
0SIGNAL_INFO_IDシグナルID(読取専用)。
1SIGNAL_INFO_SUBSCRIPTION_ENABLED「サブスクリプションによるコピートレード」の許可フラグ。
2SIGNAL_INFO_TERMS_AGREE「シグナル サービスの利用規約に同意する」フラグ(読取専用)。
3SIGNAL_INFO_COPY_SLTPコピー損切と利益確定のフラグ。
4SIGNAL_INFO_CONFIRMATIONS_DISABLED確認ダイアログ無しで同期を有効にするフラグ。
5SIGNAL_INFO_DEPOSIT_PERCENTプロバイダーのシグナルをフォローする際に使用される取引口座資金の割合 (%)。

57. ENUM_SIGNAL_INFO_STRING [1]

[トレード定数-シグナルのプロパティ]
 シグナルのプロパティ。シグナルコピー設定の文字列型プロパティの列挙値です。

識別子説明
6SIGNAL_INFO_NAMEシグナル名(読取専用)。

58. ENUM_STATISTICS [37]

[環境ステータス定数-テスト統計]
 EAのストラテジーテスターの結果を取得する列挙値です。TesterStatistics関数で使用されます。

識別子データ型説明
0STAT_INITIAL_DEPOSITdouble初期証拠金。
2STAT_PROFITdouble純益。
STAT_GROSS_PROFIT と STAT_GROSS_LOSS の合計。
3STAT_GROSS_PROFITdouble総利益。
4STAT_GROSS_LOSSdouble総損失。
5STAT_MAX_PROFITTRADEdouble最大勝トレード。
トレードの最高利益額。
6STAT_MAX_LOSSTRADEdouble最大負トレード
負けトレードの最高損失額。
7STAT_CONPROFITMAXdouble最大連勝(トレード数)。
最大の連勝した時の合計利益額。
8STAT_MAX_CONWINSdouble最大連勝(金額)。
最大の連勝した時の合計利益額。
9STAT_CONLOSSMAXdouble最大連敗(トレード数)。
最大の連敗した時の合計損失額。
10STAT_MAX_CONLOSSESdouble最大連敗(金額)。
最大の連敗した時の合計損失額。
11STAT_BALANCEMINdouble●最低残高額。ポジション決済後の最低残高額です。ポジションが持つ含み損は含みません。
12STAT_BALANCE_DDdouble●最大ドローダウン(金額)。
13STAT_BALANCEDD_PERCENTdouble●最大ドローダウン(%)。
14STAT_BALANCE_DD_RELATIVEdouble●相対ドローダウン(金額)。
15STAT_BALANCE_DDREL_PERCENTdouble●相対ドローダウン(%)。
16STAT_EQUITYMINdouble●最低残高評価額。ポジションが持つ含み損を含んだ最低残高額。
17STAT_EQUITY_DDdouble証拠金ベースの最大ドローダウンの金額。
18STAT_EQUITYDD_PERCENTdouble証拠金ベースの最大ドローダウン率(%)。
19STAT_EQUITY_DD_RELATIVEdouble証拠金ベースの相対ドローダウンの金額。
20STAT_EQUITY_DDREL_PERCENTdouble証拠金ベースの相対ドローダウン率(%)。
21STAT_EXPECTED_PAYOFFdouble期待利得。
期待利得 = 損益 ÷ トレード回数
22STAT_PROFIT_FACTORdoubleプロフィットファクタ。
PF(プロフィットファクタ) = 総利益 ÷ 総損失
25STAT_MIN_MARGINLEVELdouble●マージンレベルの最小値。
26STAT_CUSTOM_ONTESTERdoubleOnTester関数によって返される、計算されたカスタム最適化基準の値。
28STAT_TRADESint総取引回数。
取引を行った回数。
29STAT_PROFIT_TRADESint勝ち取引回数。
30STAT_LOSS_TRADESint負け取引回数。
31STAT_SHORT_TRADESint売りポジション(勝率%)。
売りの取引回数。
32STAT_LONG_TRADESint買いポジション(勝率%)。
買いの取引回数。
33STAT_PROFIT_SHORTTRADESint●売り取引で利益がプラスになった回数。
34STAT_PROFIT_LONGTRADESint●買い取引で利益がプラスになった回数。
35STAT_CONPROFITMAX_TRADESint最大連勝(トレード数)。
最大の連勝した時の連勝回数。
36STAT_MAX_CONPROFIT_TRADESint最大連勝(金額)。
最大の連勝回数。
37STAT_CONLOSSMAX_TRADESint最大連敗(トレード数)。
最大の連敗回数。
38STAT_MAX_CONLOSS_TRADESint最大連敗(金額)。
最大の連敗回数。
39STAT_PROFITTRADES_AVGCONint平均連勝。
複数回連勝した時の平均連勝回数。
40STAT_LOSSTRADES_AVGCONint平均連敗。
複数回連敗した時の平均連敗回数。

 各列挙値に対応するレポート上の値は次のとおりになります。レポートの各項目の詳細はこちらで確認してください。

60. ENUM_SYMBOL_INFO_DOUBLE [39]

[環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
 通貨ペアに関する情報を取得します。SymbolInfoDouble関数で使用されます。

識別子データ型説明
1SYMBOL_BIDdouble売値。
2SYMBOL_BIDHIGHdoubleサポートされていません。
3SYMBOL_BIDLOWdoubleサポートされていません。
4SYMBOL_ASKdouble買値。
5SYMBOL_ASKHIGHdoubleサポートされていません。
6SYMBOL_ASKLOWdoubleサポートされていません。
7SYMBOL_LASTdoubleサポートされていません。
8SYMBOL_LASTHIGHdoubleサポートされていません。
9SYMBOL_LASTLOWdoubleサポートされていません。
16SYMBOL_POINTdouble1Pointあたりの通貨ペア価格。
26SYMBOL_TRADE_TICK_VALUEdoubleSYMBOL_TRADE_TICK_VALUE_PROFITの値
27SYMBOL_TRADE_TICK_SIZEdouble価格変更可能な最小値幅。
28SYMBOL_TRADE_CONTRACT_SIZEdouble取引契約サイズ。
34SYMBOL_VOLUME_MINdouble1回の取引の最小ロット数。
35SYMBOL_VOLUME_MAXdouble1回の取引の最大ロット数。
36SYMBOL_VOLUME_STEPdouble変更可能なロット数の最小値幅。
38SYMBOL_SWAP_LONGdouble買い注文のスワップ値。
39SYMBOL_SWAP_SHORTdouble売り注文のスワップ値。
42SYMBOL_MARGIN_INITIALdouble初期証拠金。初期証拠金とは、1ロットで注文を開くために必要な証拠金通貨での金額を意味します。顧客が市場に参入する際に、顧客の資産を確認するために使用されます。
43SYMBOL_MARGIN_MAINTENANCEdouble必要証拠金。設定されている場合は、1ロットから請求される通貨ペアの証拠金通貨での証拠金額を設定します。アカウントの状態が変化したときにクライアントの資産を確認するために使用されます。必要証拠金が 0の場合、当初証拠金が使用されます。
44SYMBOL_MARGIN_LONGdoubleサポートされていません。
45SYMBOL_MARGIN_SHORTdoubleサポートされていません。
46SYMBOL_MARGIN_LIMITdoubleサポートされていません。
47SYMBOL_MARGIN_STOPdoubleサポートされていません。
48SYMBOL_MARGIN_STOPLIMITdoubleサポートされていません。
53SYMBOL_TRADE_TICK_VALUE_PROFITdoubleサポートされていません。
54SYMBOL_TRADE_TICK_VALUE_LOSSdoubleサポートされていません。
55SYMBOL_VOLUME_LIMITdoubleサポートされていません。
57SYMBOL_SESSION_VOLUMEdoubleサポートされていません。
58SYMBOL_SESSION_TURNOVERdoubleサポートされていません。
59SYMBOL_SESSION_INTERESTdoubleサポートされていません。
61SYMBOL_SESSION_BUY_ORDERS_VOLUMEdoubleサポートされていません。
63SYMBOL_SESSION_SELL_ORDERS_VOLUMEdoubleサポートされていません。
64SYMBOL_SESSION_OPENdoubleサポートされていません。
65SYMBOL_SESSION_CLOSEdoubleサポートされていません。
66SYMBOL_SESSION_AWdoubleサポートされていません。
67SYMBOL_SESSION_PRICE_SETTLEMENTdoubleサポートされていません。
68SYMBOL_SESSION_PRICE_LIMIT_MINdoubleサポートされていません。
69SYMBOL_SESSION_PRICE_LIMIT_MAXdoubleサポートされていません。

61. ENUM_SYMBOL_INFO_INTEGER [24]

[環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
 通貨ペアに関する情報を取得します。SymbolInfoInteger関数で使用されます。

識別子データ型説明
0SYMBOL_SELECTbool「気配値表示」から通貨ペアを選択。「気配値表示」で非表示の通貨ペアでも選択していると見なされます。
10SYMBOL_VOLUMElongサポートされていません。
11SYMBOL_VOLUMEHIGHlongサポートされていません。
12SYMBOL_VOLUMELOWlongサポートされていません。
15SYMBOL_TIMEdatetime直近の引用時間。
17SYMBOL_DIGITSint通貨ペア価格の小数点以下の桁数。
18SYMBOL_SPREADintスプレッド(単位:Point)。
29SYMBOL_TRADE_CALC_MODEint約定価格計算モード。
30SYMBOL_TRADE_MODEenum取引モード。ENUM_SYMBOL_TRADE_MODE から選択されます。
31SYMBOL_TRADE_STOPS_LEVELintストップレベル(単位:Point)。
32SYMBOL_TRADE_FREEZE_LEVELint取引操作を停止する価格幅(単位:Point)。
33SYMBOL_TRADE_EXEMODEenum取引実行モード。ENUM_SYMBOL_TRADE_EXECUTION から選択されます。
37SYMBOL_SWAP_MODEintスワップ計算方法。
40SYMBOL_SWAP_ROLLOVER3DAYSenum3日間のスワップロールオーバーを請求する曜日。
ENUM_DAY_OF_WEEK から選択されます。
41SYMBOL_SPREAD_FLOATbool変動スプレッド。
49SYMBOL_EXPIRATION_MODEintサポートされていません。
50SYMBOL_FILLING_MODEintサポートされていません。
51SYMBOL_START_TIMEdatetime取引の開始日 (先物に使用)。
52SYMBOL_EXPIRATION_TIMEdatetime取引終了日 (先物に使用)。
56SYMBOL_SESSION_DEALSlongサポートされていません。
60SYMBOL_SESSION_BUY_ORDERSlongサポートされていません。
62SYMBOL_SESSION_SELL_ORDERSlongサポートされていません。
71SYMBOL_ORDER_MODEintサポートされていません。
76SYMBOL_VISIBLEbool「気配値表示」に表示される通貨ペアです。一部の通貨ペアは自動的に選択されますが、通常「気配値表示」には表示されません。このような通貨ペアを表示するには、明示的に選択する必要があります。

62. ENUM_SYMBOL_INFO_STRING [5]

[環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
 通貨ペアに関する情報を取得します。SymbolInfoString関数で使用されます。

識別子データ型説明
20SYMBOL_DESCRIPTIONstring通貨ペアの説明。
21SYMBOL_PATHstring通貨ペアツリーのパス。
22SYMBOL_CURRENCY_BASEstring通貨ペアの基軸通貨
23SYMBOL_CURRENCY_PROFITstring通貨ペアの決済通貨
24SYMBOL_CURRENCY_MARGINstring証拠金の通貨。

63. ENUM_SYMBOL_TRADE_EXECUTION [4]

[環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
 特定の通貨ペアの可能な取引実行モードの定義です。

識別子説明
0SYMBOL_TRADE_EXECUTION_REQUESTリクエスト注文。
1SYMBOL_TRADE_EXECUTION_INSTANT即時注文。
2SYMBOL_TRADE_EXECUTION_MARKETマーケット注文。
3SYMBOL_TRADE_EXECUTION_EXCHANGE取引注文。MQL4では使用されません。

64. ENUM_SYMBOL_TRADE_MODE [5]

[環境ステータス定数-シンボルプロパティ]
 取引モードの定義です。取引を限定するモードがあります。 

識別子説明
0SYMBOL_TRADE_MODE_DISABLED通貨ペアのトレードは無効です。
1SYMBOL_TRADE_MODE_CLOSEONLYポジションの決済操作のみ許可。
2SYMBOL_TRADE_MODE_FULLトレード制限無し。
3SYMBOL_TRADE_MODE_LONGONLY買いトレードのみ許可。MQL4では使用されません。
4SYMBOL_TRADE_MODE_SHORTONLY売りトレードのみ許可。MQL4では使用されません。

65. ENUM_TERMINAL_INFO_DOUBLE [1]

[環境ステータス定数-クライアントターミナルプロパティ]
 TerminalInfoDouble関数で使用されます。MQL5用です。クライアントターミナルに関する実数型の情報を取得できます。

識別子データ型説明
25TERMINAL_COMMUNITY_BALANCEdoubleMQL5コミュニティの残高。

66. ENUM_TERMINAL_INFO_INTEGER [39]

[環境ステータス定数-クライアントターミナルプロパティ]
 TerminalInfoInteger関数で使用されます。クライアントターミナルに関する整数型の情報を取得できます。

識別子データ型説明
5TERMINAL_BUILDintクライアントターミナルのビルド番号。
6TERMINAL_CONNECTEDbool取引サーバーへの接続状態。
7TERMINAL_DLLS_ALLOWEDboolDLLの使用許可。
8TERMINAL_TRADE_ALLOWEDbool取引許可
9TERMINAL_EMAIL_ENABLEDboolターミナル設定で指定した SMTPサーバーとログインを使用して電子メールを送信する許可。
10TERMINAL_FTP_ENABLEDboolターミナル設定で指定した FTPサーバーとログインを使用してレポートを送信する許可。
11TERMINAL_MAXBARSintチャートの最大バー数。
12TERMINAL_CODEPAGEintクライアントターミナルにインストールされている言語のコードページ番号。
14TERMINAL_MEMORY_PHYSICALintシステムの物理メモリ(MB)。
15TERMINAL_MEMORY_TOTALintターミナルプロセスの使用可能メモリ(MB)。
16TERMINAL_MEMORY_AVAILABLEintターミナルプロセスの空きメモリ(MB)。
17TERMINAL_MEMORY_USEDintターミナルの使用メモリ(MB)。
20TERMINAL_DISK_SPACEintターミナル用の「MQL4\Files」フォルダの空きディスク容量(MB)。
21TERMINAL_CPU_CORESintシステム内の CPUコアの数。
22TERMINAL_MQIDboolプッシュ通知を送信するための MetaQuotes ID データの有無。
23TERMINAL_COMMUNITY_ACCOUNTboolMQL5コミュニティのアカウントの有無。
24TERMINAL_COMMUNITY_CONNECTIONboolMQL5コミュニティへの接続状態。
26TERMINAL_NOTIFICATIONS_ENABLEDboolスマホへの通知許可。
27TERMINAL_SCREEN_DPIint画面上の情報表示の解像度は、1インチあたりの行のドット数 (DPI) として測定されます。
このパラメータ値が知ることでグラフィックオブジェクトのサイズを設定して、解像度特性の異なるモニターでも同じように表示できます。
28TERMINAL_PING_LASTint取引サーバーへの pingの直近の値 (μ秒単位)。1秒は 100万μ秒です。
キー識別子データ型説明
1009TERMINAL_KEYSTATE_TABint「Tab」キーの状態。
1013TERMINAL_KEYSTATE_ENTERint「Enter」キーの状態。
1016TERMINAL_KEYSTATE_SHIFTint「Shift」キーの状態。
1017TERMINAL_KEYSTATE_CONTROLint「Ctrl」キーの状態。
1018TERMINAL_KEYSTATE_MENUint「Windows」キーの状態。
1020TERMINAL_KEYSTATE_CAPSLOCKint「CapsLock」キーの状態。
1027TERMINAL_KEYSTATE_ESCAPEint「Esc」キーの状態。
1033TERMINAL_KEYSTATE_PAGEUPint「PageUp」キーの状態。
1034TERMINAL_KEYSTATE_PAGEDOWNint「PageDown」キーの状態。
1035TERMINAL_KEYSTATE_ENDint「End」キーの状態。
1036TERMINAL_KEYSTATE_HOMEint「Home」キーの状態。
1037TERMINAL_KEYSTATE_LEFTint「左矢印」キーの状態。
1038TERMINAL_KEYSTATE_UPint「上矢印」キーの状態。
1039TERMINAL_KEYSTATE_RIGHTint「右矢印」キーの状態。
1040TERMINAL_KEYSTATE_DOWNint「下矢印」キーの状態。
1045TERMINAL_KEYSTATE_INSERTint「Insert」キーの状態。
1046TERMINAL_KEYSTATE_DELETEint「Delete」キーの状態。
1144TERMINAL_KEYSTATE_NUMLOCKint「NumLock」キーの状態。
1145TERMINAL_KEYSTATE_SCRLOCKint「ScrollLock」キーの状態。

67. ENUM_TERMINAL_INFO_STRING [6]

[環境ステータス定数-クライアントターミナルプロパティ]
 TerminalInfoString関数で使用されます。クライアントターミナルに関する文字列型の情報を取得できます。

識別子データ型説明
0TERMINAL_COMPANYstringターミナルの会社名。
1TERMINAL_NAMEstringターミナル名。
2TERMINAL_PATHstringターミナルを起動するフォルダのパス。
3TERMINAL_DATA_PATHstringターミナルデータを格納するフォルダのパス。
4TERMINAL_COMMONDATA_PATHstringターミナルの Commonフォルダのパス。
13TERMINAL_LANGUAGEstringターミナルの言語。

68. ENUM_TIMEFRAMES [10]

[チャート定数-チャートの時間軸]
 チャート時間軸の識別子。「値」は「識別子」を整数型に変換した時の数字になります。「識別子」の代わりに「値」を引数に使用することもできます。

識別子説明
0PERIOD_CURRENT現在のチャートの時間軸
1PERIOD_M11分
5PERIOD_M55分
15PERIOD_M1515分
30PERIOD_M3030分
60PERIOD_H11時間
240PERIOD_H44時間
1440PERIOD_D11日
10080PERIOD_W11週間
43200PERIOD_MN11ヶ月

使用例

MQL4で定義されている列挙を使用

 チャート時間軸の識別子である ENUM_TIMEFRAMES 列挙値を使用して、指定したリストの内容を出力します。

コード
// MQL4で定義されている列挙ENUM_TIMEFRAMESを使用
#property strict
void OnInit() {

ENUM_TIMEFRAMES m; // mを列挙名ENUM_TIMEFRAMESの変数として宣言
m=0;               // 値でリストを選択
Print(EnumToString(m), "=", IntegerToString(m), "分");

m=PERIOD_M5;       // リストデータでリストを選択
Print(EnumToString(m), "=", IntegerToString(m), "分");
}

コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)

結果

列挙値のリストを作成

データ型と構成・戻り値

enum 列挙名 {①,②,③,…}

 列挙名は、任意で作成することができます。


リストデータデータ型単位説明
list_data10リストデータ 1。
list_data21リストデータ 2。
list_data32リストデータ 3。
list_data4~3~リストデータがあれば順次追加していきます。

※値について、リストデータに特定の値が割り当てられていない場合、値が自動的に 0から順次、1を加算して割り当てられます。①のリストデータのみ list_data1=2 と割り当てた場合は、②以降の値に 1ずつ加算され、②の値は 3、③の値は 4 というようになります。各月をまとめた列挙値を作成2 を参考にしてください。

 戻り値は、リストデータ または 値 を用いて、それぞれの リストデータ および 値を返します。

 MQL4で用意されている列挙値を使用する場合は、MQL4定義の列挙名を使用することになります。

使用例

各月をまとめた列挙値を作成1

 各月を列挙名「months」にリスト化して、任意のリスト内容を出力させます。

コード
// 各月をまとめた列挙値を作成1
#property strict

enum months  // 月の列挙リスト
{
   January,
   February,
   March,
   April,
   May,
   June,
   July,
   August,
   September,
   October,
   November,
   December
};

void OnInit() {

months m;     // mを列挙名monthsの変数として宣言
m=0;          // 値でリストを選択
Print(EnumToString(m), "=", m+1, "月");

m=February; // リストデータでリストを選択
Print(EnumToString(m), "=", m+1, "月");
}

コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)

結果

各月をまとめた列挙値を作成2

 列挙のリストである「January」を「January=1」に設定すると出力の時に、「m+1」とせずに「m」だけで各月を表すことができます。

コード
// 各月をまとめた列挙値を作成2
#property strict

enum months  // 月の列挙リスト
{
   January=1,
   February,
   March,
   April,
   May,
   June,
   July,
   August,
   September,
   October,
   November,
   December
};

void OnInit() {

months m;     // mを列挙名monthsの変数として宣言
m=1;          // 値でリストを選択
Print(EnumToString(m), "=", m, "月");

m=February; // リストデータでリストを選択
Print(EnumToString(m), "=", m, "月");
}

コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)

結果
タイトルとURLをコピーしました