exp関数も MathExp関数と同じ処理をします。
MathExp (exp) 関数
この関数は、指数計算として自然対数の底 e(ネイピア数 e = 2.718281828459045…)のべき乗を計算します。
MQL4では、数学定数としてネイピア数が M_E が定義されています。
データ型と構成・戻り値
double MathExp(①);
戻り値は、eを①乗した値を返します。オーバーフローした場合は INF(無限大)、アンダーフローの場合は 0が返されます。
引数 [1]
MathExp関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | value | double | - | - | べき乗する値。en の時の nの値。 |
使用例
MathExp関数を使用した計算
コード
// MathExp関数を使用した計算
#property strict
void OnInit() {
Print("数学定数 M_Eの値:", M_E);
Print("eの1乗(ネイピア定数):", MathExp(1));
Print("eの2乗:", MathExp(2));
Print("eの800乗(オーバーフロー時):", MathExp(800));
Print("eの-800乗(アンダーフロー時):", MathExp(-800));
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
eの 1乗(e1)はネイピア数と同じ値になります。