acos関数も MathArccos関数と同じ処理をします。
MathArccos (acos) 関数
この関数は、逆三角関数における arcos(アークコサイン)の計算値を各辺の長さからθの値(ラジアン)を取得します。
arccos(a ÷ c) = θ
a、b、c は各辺の長さ、θは角度(単位:ラジアン)です。単位のラジアンで使う円周率 π の値はMQL4上の数学定数として M_PI で定義されています。
データ型と構成・戻り値
double MathArccos(①);
戻り値は、指定した値(-1~1)のarccosの値。0~ π の範囲で値(ラジアン)を返します。-1未満、1超過の値を指定した時は nan(不確定値)を返します。
引数 [1]
MathArccos関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | val | double | - | - | -1~1の範囲の値。 |
使用例
MathArccos関数を使用した計算
コード
// MathArccos関数を使用した計算
#property strict
void OnInit() {
double val1 = 1.0;
double val2 = 1/MathSqrt(2);
double val3 = 0.5;
Print("arccos(val1) = ", MathArccos(val1)); // 0 ラジアン = 0°
Print("arccos(val2) = ", MathArccos(val2)); // π/4(0.7853…)ラジアン = 45°
Print("arccos(val3) = ", MathArccos(val3)); // π/3(1.4719…)ラジアン = 60°
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
結果の単位はラジアンです。
変数 val1 ~ val3の値を変えていろいろ試してみてください。