ColorToARGB 関数
この関数は、color型を uint型に変換して、色の ARGB値を取得します。ARGB形式は、グラフィカルリソース、テキスト表示、および CCanvas標準ライブラリクラスの生成に使用できます。
10進数の場合は 0~255、16進数の場合は 00~FF の範囲になります。不透明度は数字が小さくなるほど透明になり、色は数字が大きくなるほど対象の色が強くなります。
ARGBは次の意味を持ちます。
データ型と構成・戻り値
uint ColorToARGB(①, ②);
戻り値は、色の値 (uint型) を返します。
引数 [2]
ColorToARGB関数は 2個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | clr | color | - | - | 色の値。Webカラー名 または RGB値 (10進数) を使用します。 |
② | alpha | uchar | - | 255 | 不透明度の強さ。0~255で設定します。 0に近いほど透明になります。 |
使用例
ColorToARGB関数を使った色値の出力
赤色の色値を出力します。また、この時の不透明度が約50%になるように不透明度の引数を 128にします。
データは整数と ARGB値の 16進数で出力します。
コード
// ColorToARGB関数を使った色値の出力
#property strict
void OnInit() {
Print("①透明度50%の赤色:",ColorToARGB(clrRed,128)); // 整数型(uint型)のカラー
PrintFormat("②透明度50%%の赤色:%.8X",ColorToARGB(clrRed,128)); // ARGB16進数表示
PrintFormat("③透明度50%%の赤色:%.8X",ColorToARGB((color)"255,0,0",128)); // ARGB16進数表示
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
①は、Webカラー名を使って透明度を含めた整数で出力させています。
②は、Webカラー名を使って透明度を含めたARGB値 (16進数) で出力させています。
③は、RGB値 (10進数) を使って透明度を含めたARGB値 (16進数) で出力させています。