TerminalInfoInteger 関数
この関数は、引数①に対応する実行MQL4ターミナルのプロパティ値(整数型)を取得します。
取得できる情報は、ENUM_TERMINAL_INFO_INTEGER 列挙値に含まれる情報で、20個のターミナル情報と、19個のキーボタンの状態を取得できます。
データ型と構成・戻り値
int TerminalInfoInteger(①);
戻り値は、引数①に対応する int型の値を返します。
引数①に対応する戻り値の内容は、こちらを参考にしてください。
引数 [1]
TerminalInfoInteger関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | property_id | int | - | - | ターミナル情報を取得する識別子。 ENUM_TERMINAL_INFO_INTEGER から選択。 |
使用例
TerminalInfoInteger関数で取得可能なターミナル情報
TerminalInfoInteger関数を使ってターミナル情報(19個のキーボタンの状態以外)を取得します。
取得するターミナル情報は、次の 20個です。
①ビルド番号
②サーバー接続状態
③DLL使用許可
④取引許可
⑤メール許可
⑥レポート許可
⑦チャート最大バー数
⑧コードページ番号
⑨システム物理メモリ
⑩ターミナル使用可能メモリ
⑪ターミナル空きメモリ
⑫ターミナル使用メモリ
⑬ターミナルフォルダ空き容量
⑭システムCPUコア数
⑮プッシュ通知許可ID
⑯MQL5コミュニティアカウント
⑰MQL5コミュニティ接続状態
⑱スマホ通知許可
⑲スクリーンドット数
⑳取引サーバーpingの直近値
bool型の情報については bool型で表示されるようにキャストしています。
コード
// TerminalInfoInteger関数で取得可能なターミナル情報
#property strict
void OnInit() {
Print("①ビルド番号:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_BUILD)); // 5
Print("②サーバー接続状態:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_CONNECTED)); // 6
Print("③DLL使用許可:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_DLLS_ALLOWED)); // 7
Print("④取引許可:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_TRADE_ALLOWED)); // 8
Print("⑤メール許可:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_EMAIL_ENABLED)); // 9
Print("⑥レポート許可:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_FTP_ENABLED)); // 10
Print("⑦チャート最大バー数:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_MAXBARS)); // 11
Print("⑧コードページ番号:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_CODEPAGE)); // 12
Print("⑨システム物理メモリ:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_MEMORY_PHYSICAL)); // 14
Print("⑩ターミナル使用可能メモリ:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_MEMORY_TOTAL)); // 15
Print("⑪ターミナル空きメモリ:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_MEMORY_AVAILABLE)); // 16
Print("⑫ターミナル使用メモリ:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_MEMORY_USED)); // 17
Print("⑬ターミナルフォルダ空き容量:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_DISK_SPACE)); // 20
Print("⑭システムCPUコア数:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_CPU_CORES)); // 21
Print("⑮プッシュ通知許可ID:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_MQID)); // 22
Print("⑯MQL5コミュニティアカウント:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_COMMUNITY_ACCOUNT)); // 23
Print("⑰MQL5コミュニティ接続状態:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_COMMUNITY_CONNECTION)); // 24
Print("⑱スマホ通知許可:", (bool)TerminalInfoInteger(TERMINAL_NOTIFICATIONS_ENABLED)); // 26
Print("⑲スクリーンドット数:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_SCREEN_DPI)); // 27
Print("⑳取引サーバーpingの直近値:", TerminalInfoInteger(TERMINAL_PING_LAST)); // 28
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
各行の後ろにあるコメントの数値は、引数①の識別子に対応する値です。識別子の代わりにこの値を使うこともできます。
結果
取得した値の情報の詳細は、引数①で選択した ENUM_TERMINAL_INFO_INTEGER 列挙値を参照してください。