Bars 関数
この関数は、指定した通貨ペアの指定した時間軸と期間中のバー数を取得します。
データ型と構成・戻り値
この関数には 2つの型があります。
int Bars(①, ②); // 履歴にある全バー数を計数
int Bars(①, ②, ③, ④); // 指定した期間のバー数を計数
戻り値は、期間を設定している場合は その期間の時間軸のバー数、それ以外は その時間軸のバーの総数を返します。
取得するバー数は、履歴に保存されているものが計数されます。保存されている各時間軸のバーの履歴は MT4のメニューバーの「ツール」→「ヒストリーセンター」から確認できます。
引数 [4]
Bars関数は 2個 または 4個の引数で構成されます。
番号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | symbol_name | string | - | - | 対象とする通貨ペア名。 |
② | timeframe | enum | - | - | 時間軸。ENUM_TIMEFRAMES 列挙値から選択。 |
③ | start_time | datetime | - | - | 開始日時。最初の要素に対応するバーの日時。 |
④ | stop_time | datetime | - | - | 終了日時。最後の要素に対応するバーの日時。 |
使用例
Bars関数によるバーの計数
Bars関数を使ってヒストリーセンター中にある指定した時間軸の全バー数と指定期間中のバー数を計数します。
今回の対象通貨ペアは「USDJPY」で、期間は 2023/01/30~2023/02/10、1時間軸のバーの計数です。
コード
// Bars関数によるバーの計数
#property strict
void OnInit() {
datetime st = D'2023.01.30 00:00:00'; // 開始日時
datetime et = D'2023.02.10 23:59:59'; // 終了日時
Print("ヒストリー中の全バー数:", Bars(Symbol(), PERIOD_H1));
Print("指定期間中のバー数:", Bars(Symbol(), PERIOD_H1, st, et));
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)