FileReadDouble 関数
この関数は、開いている binファイルのファイルポインタの現在位置から double型の値を読み取ります。
データ型と構成・戻り値
double FileReadDouble(①, ②); 戻り値は、開いている binファイルのファイルポインタの現在位置から double型の値を返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [2]
FileReadDouble関数は 2個の引数で構成されます。
| 番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | file_handle | int | － | － | FileOpen関数によって取得されるファイルハンドル。 |
| ② | size | int | － | DOUBLE_VALUE | 読み取る必要があるバイト数。次の 2つから選択できます。 ●DOUBLE_VALUE：double型の時に使用(8バイト)。 ●FLOAT_VALUE：float型の時に使用(4バイト)。 初期値の「DOUBLE_VALUE」は、「FLOAT_VALUE」を含みます。 |
使用例
FileReadDouble関数によるファイル内の実数値の読み取り
FileReadDouble関数を使って指定した binファイルの double型の値を読み取ります。
読み取るファイルは FileOpen関数で選択します。もし、ファイルが存在しない場合は新規にファイルが作成されます。選択したファイルには FileWriteDouble関数を使って double型の値「123.456789」を書き込んでおきます。double型の値の範囲についてはこちらでご確認ください。
書き込んだファイルの場所については FileOpen関数のページで確認してください。
コード
// FileReadDouble関数によるファイル内の実数値の読み取り
#property strict
void OnInit() {
string filename = "test.bin"; // ファイル名
int handle; // ファイルハンドル
handle = FileOpen(filename, FILE_READ | FILE_WRITE | FILE_BIN );
uint b = FileWriteDouble(handle, 123.456789);
FileSeek(handle, 0, SEEK_SET); // ファイルポインタの位置を先頭に移動
Print("ファイルの内容：", FileReadDouble(handle));
Print("書き込んだバイト数：", b);
FileClose(handle);
}コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
