iRSIOnArray 関数
この関数は、配列に格納されたデータのRSI値を計算して、その値を取得します。標準偏差はオシレータ系のインジケータに分類されます。
iRSI関数とは異なり 、iRSIOnArray関数は、通貨ペア名、時間軸、適用価格によるデータを取得しません。価格データは事前に準備する必要があります。指標は左から右に計算されます。系列配列として (右から左へ) 配列要素にアクセスするには、ArraySetAsSeries関数を使用する必要があります。
データ型と構成・戻り値
double iRSIOnArray(①, ②, ③, ④);
戻り値は、配列に格納されたデータのRSI値を計算して、その値を返します。
引数 [4]
iRSIOnArray関数は 4個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | array[] | double | - | - | データを含む配列。 |
② | total | int | - | - | カウントするデータの数。「0」は配列全体を意味します。 |
③ | period | int | - | - | RSIを計算する期間。標準偏差を計算するバーの数を数値で設定します。 |
④ | shift | int | - | - | RSIを算出する位置。 配列データから取得した値のインデックス。インデックス値は配列の左 (0) から始まります。たとえば、左から1番目の計算は「0」、左から2番目を計算する時は「1」になります。 |
使用例
iRSIOnArray関数による配列のRSI値の算出
iRSIOnArray関数を使って配列中のRSI値を算出します。算出する期間は配列arrにある14期間分とします。
コード
// iRSIOnArray関数による配列のRSI値の算出
#property strict
void OnInit() {
int period = 14; // 期間
double arr[];
CopyClose(NULL, 0, 0, 100, arr);
ArraySetAsSeries(arr,true);
double a = iRSIOnArray(arr, 0, period, 0);
Print(period, "期間のRSI値:", a);
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)