cos関数も MathCos関数と同じ処理をします。
MathCos (cos) 関数
この関数は、三角関数における cos(コサイン)の計算値を指定した角度から値を取得します。
cosθ = a ÷ c
a、b、c は各辺の長さ、θは角度(単位:ラジアン)です。単位のラジアンで使う円周率 π の値はMQL4上の数学定数として M_PI で定義されています。
データ型と構成・戻り値
double MathCos(①);
戻り値は、指定した角度の cosの値。 -1~1の範囲で値を返します。
引数 [1]
MathCos関数は 1個の引数で構成されます。
使用例
MathCos関数を使用した計算
コード
// MathCos関数を使用した計算
#property strict
void OnInit() {
double rad1 = M_PI/2; // π/2ラジアン= 90°
double rad2 = M_PI/4; // π/4ラジアン= 45°
double rad3 = M_PI; // πラジアン = 180°
Print("cos(rad1) = ", MathCos(rad1));
Print("cos(rad2) = ", MathCos(rad2));
Print("cos(rad3) = ", MathCos(rad3));
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
cos(rad1)は、値が表示されていますが、これは浮動小数点計算による誤差です。結果は 0になります。
変数 rad1 ~ rad3の値を変えていろいろ試してみてください。