MQLInfoInteger 関数
この関数は、引数①に対応する実行MQL4プログラムのプロパティ値(int型)を取得します。
①MQL4プログラムのタイプ ②DLL使用許可 ③取引許可 ④デバッグモード ⑤テスタープロセス ⑥最適化プロセス ⑦ビジュアルテストプロセス ⑧ライセンス ⑨コードプロファイリングモード ⑩EAフレームモード ⑪シグナル許可 ⑫コードページ の 12個のプログラム情報を整数値で取得します。
データ型と構成・戻り値
int MQLInfoInteger(①);
戻り値は、引数①に対応する int型の値を返します。
引数①に対応する戻り値の内容は、こちらを参考にしてください。
引数 [1]
MQLInfoInteger関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | property_id | int | - | - | プログラム情報を取得する識別子。 ENUM_MQL_INFO_INTEGER から選択。 |
使用例
MQLInfoInteger関数で取得可能なプログラム情報
MQLInfoInteger関数を使ってプログラム情報を取得します。
取得する口座情報は、
①MQL4プログラムのタイプ ②DLL使用許可 ③取引許可 ④デバッグモード ⑤テスタープロセス ⑥最適化プロセス ⑦ビジュアルテストプロセス ⑧ライセンス ⑨コードプロファイリングモード ⑩EAフレームモード ⑪シグナル許可 ⑫コードページ の 12個です。
コード
// MQLInfoInteger関数で取得可能なプログラム情報
#property strict
void OnInit() {
Print("①プログラムタイプ:", MQLInfoInteger(MQL_DLLS_ALLOWED)); // 2
Print("②DLL許可:", MQLInfoInteger(MQL_DLLS_ALLOWED)); // 3
Print("③取引許可:", MQLInfoInteger(MQL_TRADE_ALLOWED)); // 4
Print("④デバッグモード:", MQLInfoInteger(MQL_DEBUG)); // 5
Print("⑤テスタープロセス:", MQLInfoInteger(MQL_TESTER)); // 6
Print("⑥最適化プロセス:", MQLInfoInteger(MQL_OPTIMIZATION)); // 7
Print("⑦ビジュアルテストプロセス:", MQLInfoInteger(MQL_VISUAL_MODE)); // 8
Print("⑧ライセンス:", MQLInfoInteger(MQL_LICENSE_TYPE)); // 9
Print("⑨コードプロファイリングモード:", MQLInfoInteger(MQL_PROFILER)); // 10
Print("⑩EAフレームモード:", MQLInfoInteger(MQL_FRAME_MODE)); // 12
Print("⑪シグナル許可:", MQLInfoInteger(MQL_SIGNALS_ALLOWED)); // 14
Print("⑫コードページ:", MQLInfoInteger(MQL_CODEPAGE)); // 15
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
各行の後ろにあるコメントの数値は、引数①の識別子に対応する値です。識別子の代わりにこの値を使うこともできます。
結果
取得した値の情報は、引数①で選択した ENUM_MQL_INFO_INTEGER 列挙値を参照してください。例えば、引数①が bool型の識別子であれば、取得した値が 0の時 false、それ以外は trueになります。