ObjectSetText 関数
この関数は、ObjectCreate関数で作成したテキストラベルに文字をセットしてチャート上に表示させることが出来ます。
Comment関数では左上にしか文字表示できませんでしたが、こちらはチャート上で任意設定した位置にフォント、サイズ、カラーなどを設定して文字表示することが出来ます。
データ型と構成・戻り値
bool ObjectSetText(①，②，③，④，⑤); 戻り値は、成功した時は true、それ以外は falseを返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することが出来ます。
引数 [5]
ObjectSetText関数は 5個の引数で構成されます。
| 番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | object_name | string | － | － | オブジェクト名。 |
| ② | text | string | － | － | 表示させる文字。 |
| ③ | font_size | int | － | 0 | 文字のフォントサイズ。 |
| ④ | font_name | string | － | NULL | 文字のフォント。使用可能なフォントはこちら。 |
| ⑤ | text_color | color | － | clrNONE | 文字のカラー。 |
使用例
ObjectSetText 関数によるテキスト表示
ObjectCreate関数でオブジェクトラベルを作成して、その中に ObjectSetText関数を使って任意の文字を表示させます。
コード
// ObjectSetText関数によるテキスト表示
#property strict
void OnInit() {
int fontsize = 15;
long xWidth = ChartGetInteger(0,CHART_WIDTH_IN_PIXELS) - 200; // X軸位置
ObjectsDeleteAll(); // オブジェクト全削除
ObjectCreate("obj_text", OBJ_LABEL,0,0,0); // テキストラベルオブジェクト生成
ObjectSet("obj_text", OBJPROP_XDISTANCE,xWidth); // テキストラベルオブジェクトX軸位置設定
ObjectSet("obj_text", OBJPROP_YDISTANCE,20); // テキストラベルオブジェクトY軸位置設定
ObjectSetText("obj_text", "任意の文字", fontsize , "ＭＳ ゴシック" , clrYellow);
}
void OnDeinit(const int reason) {
ObjectsDeleteAll();
}コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
