「リピ・トレ」は、従来のトラリピを進化させたMT4用の自動売買EAです。
特に注目すべきは、集約機能と分割決済機能。この2つを活用すれば、通常のトラリピでは実現できなかった利益の最大化が可能になります。
本記事では、MT4の基本操作ができる方を対象に、わかりやすく「先取り集約&分割決済」戦略を解説し、実際の設定例やリスク管理、通貨ペアの選び方までを詳しく紹介します。
EAの受取方法についてはこちら
「先取リピ・トレ」の概要
トラリピは「指定価格に到達したらポジションを建てる」後追い型でしたが、「先取リピ・トレ」は「最初に集約ポジションを作成、目標価格に到達したら集約ポジションの一部を決済する」先回り型の戦略です。
| 先取リピ・トレの戦略 (先回り型) | 通常トラリピ (後追い型) |
|---|---|
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「先取リピ・トレ」は、同じ価格変動でも得られるpips(利益)が何倍にもなります。
先取リピ・トレ の実例
先取リピ・トレの戦略概要
- 相場分析:「現在140円だが、150円までは戻るだろう」
- 事前集約:150円〜140.1円の全ポジションを140.1円以下の140円付近で100ポジション分を集約取得
- 分割決済:140.1円以上のポジションは集約ポジションを分割決済。
この時「リピ・トレ」は、150円から140.1円までの0.1円毎のポジションをすでに保有している(=集約ポジション)と認識するため、通常トラリピのような新規ポジションは取得しません。
上記の設定の場合であれば、0.5円幅で利益確定をする時、140.6円で集約ポジションから 1ポジション分が決済された後、140.1円まで下がった時は「リピ・トレ」で 1ポジション分の新規取引をします。 - 継続取引:集約ポジションに含まれないポジションは通常トラリピのように指定した価格に到達すると 1ポジション分の新規取引をして指定した利益に到達すると決済されます。
条件
- 通貨ペア:USDJPY
- 現在価格:140円
- レンジ設定:150円~110円
- 注文間隔:0.1円
- 利益幅:0.5円(50pips)
- 取引通貨量:10通貨(XMマイクロ口座)

150.0円~140.1円の範囲を集約ポジション (100ポジション分、0.1円注文間隔) された時の決済利益
先取リピ・トレ
140.6円決済:(140.6円-140.0円) = 60 pips
140.7円決済:(140.7円-140.0円) = 70 pips
140.8円決済:(140.8円-140.0円) = 80 pips
~
150.4円決済:(150.4円-140.0円) = 1,040 pips
150.5円決済:(150.5円-140.0円) = 1,050 pips
合計利益:55,500 pips
通常トラリピ
140.6円決済:(140.6円-140.1円) = 50 pips
140.7円決済:(140.7円-140.2円) = 50 pips
140.8円決済:(140.8円-140.3円) = 50 pips
~
150.4円決済:(150.4円-149.9円) = 50 pips
150.5円決済:(150.5円-150.0円) = 50 pips
合計利益:5,000 pips
先取リピ・トレのメリット・デメリット
メリット
- 通常のトラリピよりも決済1回あたりの利益が大きい
- 集約ポジション部分のポジション決済利益が「通常トラリピ」に比べて大きくなる。
- XMTradingのマイクロ口座の場合、集約することでスワップが得られる。スワップが発生する下限の通貨量はこちらから確認してください。
デメリット
- 逆行した場合の含み損が大きくなる
- 相場が戻らない限り利確されないため、長期保有リスクがある
- 初期設定やMT4操作にある程度の理解が必要
「リピ・トレ」の資金管理について
「リピ・トレ」を使う上で、資金管理は重要です。
トラリピのロスカット計算機を参考にしてロスカットされないように適切なレンジ範囲を設定するようにしましょう。
以下にレンジ等の条件に対する目安のロスカット価格を記載しておきます。
XMTradingのマイクロ口座を使うことで広範囲レンジを少額で実行することができます。
リスク管理を怠らず、少額から慎重に始めることが重要です。

ロスカットの目安
| 取引対象 通貨ペア | 入金額 (円) | レンジ範囲 (円) | 1ポジション の取引数量 | 取引幅 (円) | ロスカット 価格(円) |
|---|---|---|---|---|---|
| USDJPY | 10万 | 150~110 | 10 | 0.1 | 105.088 |
| USDJPY | 10万 | 160~120 | 10 | 0.1 | 115.090 |
※レバレッジは1000倍、ロスカット証拠金維持率は20%で計算
トレード中発生するトレード損益、スワップ損益は含めていません。
上位を集約ポジションにしているので実際はより低いロスカット価格になります。
先取リピ・トレの設定方法
- 取引するレンジ範囲と注文間隔を決める。
- レンジ範囲で現在値より上位にあるポジション数を計数する。
- 「Close&Open」を使って集約ポジションを作成する。
- 「買い」取引の場合、集約ポジションの「決済指値(T/P)」にレンジ範囲の最上位にある取引価格の 1万倍の値を入力する。
「売り」取引の場合、集約ポジションの「決済逆指値(S/L)」にレンジ範囲の最上位にある取引価格の 1万倍の値を入力する。 - 「リピ・トレ」を設定してスタート。
例として次の条件の時で設定方法を説明します。
- 通貨ペア:USDJPY
- 現在価格:147.649円
- 取引形態:買い
- レンジ設定:150円~110円
- 注文間隔:0.1円
- 利益幅:0.5円(50pips)
- 取引通貨量:10通貨(XMマイクロ口座)
1. 取引するレンジ範囲と注文間隔を決める。
・レンジ設定:150円~110円
・注文間隔:0.1円
で設定
2. レンジ範囲で現在値より上位にあるポジション数を計数する。
現在価格が147.649円、注文間隔が0.1円なので、150.0円~147.7円の間に 24ポジション存在することになる。集約するポジション数は 24ポジション分で設定。
3.「Close&Open」を使って集約ポジションを作成する。
「Close&Open」を使って 24ポジション分の集約ポジションを取引します。
例では 1ポジションあたりの通貨量は 10通貨なので 240通貨 ( 24ポジション × 10通貨 ) を 1ポジション分、マジックナンバー「101」で「買い」の新規取引をします。
「Close&Open」の設定例

4.作成された集約ポジションの「決済指値(T/P)」にレンジ範囲の「最上位にある取引価格」の 1万倍の値を入力する。
「最上位にある取引価格」とは「リピ・トレ」EAで取引をするマジックナンバーが一番小さいポジションの取引価格のことです。
次のように「買い」取引の場合は、「決済指値(T/P)」にレンジ範囲の最上位にある取引価格の 1万倍の値である「1,500,000.00 (150 × 10,000)」を入力します。

「買い」取引の場合、集約ポジションの「決済指値(T/P)」にレンジ範囲の最上位にある取引価格の 1万倍の値を入力する。
「売り」取引の場合、集約ポジションの「決済逆指値(S/L)」にレンジ範囲の最上位にある取引価格の 1万倍の値を入力する。
「売り」の最上位の取引価格について、110円~150円範囲の場合、110円が最上位の取引価格となり、1万倍の値を「決済逆指値(S/L)」に「1,100,000.00 (110 × 10,000)」を入力することになります。
これらの入力についての詳細はこちら。
5.「リピ・トレ」を設定してスタート。

自動売買を開始した時の画面パラメータ (画面右下)は次のようになります。パラメータの詳細情報はこちらから確認してください。

設定完了
リピ・トレを最大限に活かす!おすすめ通貨ペアの選び方
「リピ・トレ」を始めるにあたって、「どの通貨ペアを選べばいいんだろう?」と迷っていませんか? 通貨ペア選びは「リピ・トレ」で安定的に利益を出すための重要なカギになります。
ここでは、「リピ・トレ」で利益を狙いやすい通貨ペアの選び方と、管理人が実際に使っているおすすめ通貨ペアをご紹介します。
「リピ・トレ」おすすめ通貨ペアの条件とは?
「リピ・トレ」で効果的に運用するために、通貨ペアを選ぶ際は次の3つのポイントを参考にしてみてください。
- 買い取引でプラススワップであること:
買いポジションを長く保有した場合でも、スワップポイント(金利差調整額)が毎日プラスで付与される通貨ペアを選びましょう。これにより、日々のトレード利益に加えて、スワップ収益も得られ、利益の積み上げに貢献してくれます。
「買い」取引は最悪レバレッジを 1倍にすればロスカットは回避できますが、「売り」取引は無限に損失が大きくなるので注意が必要です。
XMTradingのスワップはこちらから確認してください。XMTradingは、0.5円以上のスワップが発生しない場合はスワップが付与されません。スワップ付与に必要な最低通貨量はこちらから確認してください。
- 先進国同士の通貨ペアであること:
米ドル/円(USDJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)など、経済が安定している先進国同士の通貨ペアがおすすめです。急激な変動が少なく、比較的値動きが読みやすい傾向にあります。
- 数年分のデータの中央値から乖離が大きい通貨ペアであること:
過去数年分のチャートを分析し、現在価格が中央値から乖離が大きい通貨ペア、つまり「買い取引」であれば最安値に近い通貨ペアで、これは下値余地に限界があると予想ができ、最安値の更新幅を含めてロスカット位置を設定しておけば、安心して自動取引を続けることができます。
管理人のおすすめ通貨ペアはこれだ!
これらの条件を踏まえ、管理人が実際に「リピ・トレ」で運用しているおすすめの通貨ペアは「GBPCHF(英ポンド/スイスフラン)」です!
- プラススワップ&先進国同士: 買い取引で付与されるプラススワップが大きく、また、長期間に渡ってプラススワップを維持しています。イギリスとスイスという先進国同士の通貨ペアであるため、安心して取引しやすい条件を満たしています。
- 最安値付近での仕込み: 現時点(2026年4月)で最安値付近にあり、これ以上大きく下がる可能性が低いと管理人は予想しています。これにより、比較的「底値圏」からポジションを仕込むことができ、プラススワップを得ながら上昇時の利益を狙いやすくなります。
その時々でおすすめの通貨ペアは違ってきますが、現在の価格とスワップを一つの判断基準にするとよいでしょう。
EAの受取方法についてはこちら
