GlobalVariableTemp 関数
この関数は、一時的なクライアントターミナルのグローバル変数を作成します。
(プログラム内で宣言するグローバル変数との違いはこちらを参考にしてください)
この関数で作成された一時的なグローバル変数は、通常のクライアントターミナルのグローバル変数と同じようにアクセスできますが、クライアントターミナル(MT4)の終了と同時に削除されます。また、GlobalVariablesFlush関数の実行中、この一時的なグローバル変数はディスクに書き込まれないことに注意してください。
データ型と構成・戻り値
bool GlobalVariableTemp(①);
戻り値は、処理が成功した場合は true、それ以外は falseが返されます。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [1]
GlobalVariableTemp関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | name | string | - | - | 一時的に作成するクライアントターミナルのグローバル変数名。 |
使用例
GlobalVariableTemp関数によるグローバル変数の一時作成
GlobalVariableTemp関数を使って一時的なグローバル変数「test」を作成します。
現在設定しているグローバル変数のリストは次のとおりです。
設定方法は、こちらを参考にしてください。(クライアントターミナルのグローバル変数は、GlobalVariableSet関数からでも設定ができます)
コード
// GlobalVariableTemp関数によるグローバル変数の一時作成
#property strict
void OnInit() {
string name = "test";
bool tf = GlobalVariableTemp(name);
Print("一時グローバル変数「", name, "」の作成成否:", tf);
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
作成した一時的なグローバル変数「test」は、他のクライアントターミナルのグローバル変数と同様に扱うことができるので、値をセットする場合は、GlobalVariableSet関数などを使ってください。