FileReadBool 関数
この関数は、csvファイルのファイルポインタの現在位置から区切りまで (またはテキスト文字列の末尾まで) の文字列を読み取り、読み取った文字列を bool型の値に変換します。
区切りとは、csvファイルの場合「;(セミコロン)」で文字列を分ける場合に使用されます。
データ型と構成・戻り値
bool FileReadBool(①);
戻り値は、ファイル内の文字列が「0」と「空の文字列」の場合は false、それ以外の場合は trueを返します。
引数 [1]
FileReadBool関数は 1個の引数で構成されます。
使用例
FileReadBool関数によるファイル内文字列のbool型変換読み取り
FileReadBool関数を使ってファイル内の文字列を bool型に変換して読み取ります。
今回「test.csv」ファイルに FileWrite関数で「100」と文字を書き、これを読み取ります。読み取りはファイルポインタの位置からになるので、ファイルポインタの位置を FileSeek関数を使って先頭に移動して読み取りを実行します。
作成した「test.csv」ファイルの場所については FileOpen関数のページで確認してください。
コード
// FileReadBool関数によるファイル内文字列のbool型変換読み取り
#property strict
void OnInit() {
string filename = "test.csv"; // ファイル名
int handle; // ファイルハンドル
handle = FileOpen(filename, FILE_READ | FILE_WRITE | FILE_CSV );
FileWrite(handle, "100");
FileSeek(handle, 0, SEEK_SET); // ファイルポインタの位置を先頭に移動
Print("ファイル内文字列の真偽値:", FileReadBool(handle));
FileClose(handle);
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
結果はファイル内の文字列が「0」と「空の文字列」以外なので trueになります。