SendNotification 関数
この関数は、指定したモバイル端末へプッシュ通知を送信します。注文の成立や相場の急変動した時などセットしておけばスマホ等へ通知させることができます。
SendNotification関数には、1秒あたり 2回以下の呼び出し、1分間あたり 10回以下の呼び出しという厳格な使用制限が設定されています。使用頻度の監視は動的です。制限違反の場合、機能を無効にすることができます。
SendNotification関数は、ストラテジーテスターでは機能しません。
プッシュ通知の設定方法 (Android端末の場合)
プッシュ通知を送信するには Android端末(スマホ等)と MT4でそれぞれ設定を行なっておく必要があります。
(Android端末側)
①「Google Play」で「MT4」と検索すると次のアプリが表示されるのでスマホ側に MT4アプリを予めインストールして、MT4側と同じIDで認証してください。
(Android端末側)
②画面左上をタップするとメニューが表示されるので「設定」をクリックして設定画面を開いて「メッセージ」欄の「Meta Quotes ID」をメモしてください。
(MT4側)
③MT4のメニューバーの「メニュー」→「ツール」→「オプション」から「通知機能」タブを選択して、次のとおり設定を行なって「テスト」ボタンを押して送信テストを行なってください。
(MT4側)
④「OK」ボタンを押してメールの設定画面を閉じてください。プッシュ通知の設定は以上です。
データ型と構成・戻り値
bool SendNotification(①);
戻り値は、プッシュ通知の送信が成功した場合は true、それ以外は falseを返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
プッシュ通知に関するエラー。その他のエラーはこちらを参考にしてください。
コード | ID | 説明 |
---|---|---|
4250 | ERR_NOTIFICATION_ERROR | Notification error 通知エラー。 |
4251 | ERR_NOTIFICATION_PARAMETER | Notification parameter error 通知パラメータエラー。 |
4252 | ERR_NOTIFICATION_SETTINGS | Notifications disabled 通知が無効になっています。 |
4253 | ERR_NOTIFICATION_TOO_FREQUENT | Notification send too frequent 通知の送信頻度が多すぎます。 |
引数 [1]
SendNotification関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | text | string | - | - | 通知メッセージ。 |
使用例
SendNotification関数によるモバイル端末へのプッシュ通知
SendNotification関数を使って指定したモバイル端末へプッシュ通知をします。モバイル端末へプッシュ通知をするための準備については「プッシュ通知の設定方法 (Android端末の場合)」を参考にしてください。
コード
// SendNotification関数によるモバイル端末へのプッシュ通知
#property strict
void OnInit() {
bool tf = SendNotification("MT4注文成立");
Print("プッシュ通知の成否:", tf);
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
処理が成功するとモバイル端末へプッシュ通知が送信されます。