TerminalClose 関数
この関数は、MT4 (クライアントターミナル) の操作を完了してアプリを終了するように命令します。
データ型と構成・戻り値
bool TerminalClose(①);
戻り値は、処理が成功した場合は true、それ以外は falseが返されます。
引数 [1]
TerminalClose関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | ret_code | int | - | - | 操作完了時にMT4(クライアントターミナル)のプロセスによって返されるリターンコード。 ※何らか数値を使用することでMT4を終了できます。 |
TerminalClose関数は、MT4をすぐに停止するのではなく、MT4に操作を完了するように命令するだけです。
TerminalCloseを呼び出した EAのコードには、即時完了のための準備が必要です (例えば、以前に開いたすべてのファイルを通常モードで閉じる必要があります)。この関数の呼び出しの後には、return処理を続ける必要があります。
引数①を使用すると、コマンドプロンプトからMT4操作を開始するときに、MT4操作のプログラム終了の理由を分析するために必要な戻りコードを示すことができます。
使用例
TerminalClose関数によるMT4の終了
TerminalClose関数を使用してMT4 (クライアントターミナル) を終了させます。
コード
// TerminalClose関数によるMT4の終了
#property strict
void OnInit() {
TerminalClose(1);
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
コードを実行するとMT4自体が終了してアプリ(ソフト)が閉じられます。
※MT4を再度起動する時は、再起動する前にコード中の「TerminalClose(1);」を消して再コンパイルしてから再起動させてください。これを消していない場合、起動と同時に終了します。