メッセージをポップアップ表示 Alert 関数

関数

共通関数

Alert 関数

画面上にメッセージをポップアップで表示させます。注意や警告をする時などに使われます。

Alert関数に配列を渡すことはできません。配列は要素ごとに入力する必要があります。 

double型のデータは、小数点以下 8桁までの精度で表示され、float型のデータは、小数点以下 5桁で表示されます。別の精度または定義済みの形式で実数を出力するには、DoubleToString関数を使用します。 

bool型のデータは、「true」または「false」として表示されます。

datetime型は、YYYY.MM.DD HH:MI:SS として表示されます。別の形式でデータを表示するには、TimeToString関数を使用します。

color型は、RGB文字列として、またはこのカラーが webカラーセットに存在する場合は webカラー名として表示されます。

Alert関数は、ストラテジーテスターの最適化では機能しません。

データ型と構成・戻り値

void Alert(①,…);

戻り値は無し。

引数 [1~64]

Alert関数は 1個以上 64個以下の引数で構成されます。最低 1個の引数が必要です。


引数名データ型単位初期値説明
argument文字列や数字、各データ型を持った変数、関数を使用できます。
argument①と同様のデータをカンマ(,)区切りで①を含めて最大64個まで出力することができます。

アラート表示内で改行する時は、文字の前後に「\n」を入れることで改行されます。使用例を参考にしてください。

使用例

Alert 関数によるポップアップ表示

Alert関数は、ダブルクォーテーション(“) で囲んだ文字列の他、各関数で表示されるデータ(例は Symbol関数と TimeLocal関数)、任意に設定した変数 b を出力することができます。
変数 b は色を10進数で表示したものでwebカラー型で表示するようにキャストしています。

コード

// Alert 関数によるポップアップ表示
#property strict
void OnInit() {
   string b = "C'0, 0, 255'"; // 青を10進数で表示したもの

   Alert("通貨ペア名:",Symbol(),"\n売値:",Bid,"\nローカル時間:",TimeLocal(),"\nカラー:", (color)b);
}

コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)

結果

結果は、次のように表示され、アラートのログとしても残ります。但し、日本語は文字化けすることとアラート内に改行があった場合、1行目しか表示されません。

エキスパートタブのメッセージにも次のように残ります。

Alert関数によるポップアップ表示(文字化け回避)

アラートのログで文字化けを回避するには、半角英数文字のみを使うことで解決します。

コード

// Alert 関数によるポップアップ表示
#property strict
void OnInit() {
   string b = "C'0, 0, 255'"; // 青を10進数で表示したもの

   Alert("Symbol:",Symbol()," Bid:",Bid," LocalTime:",TimeLocal()," Color:", (color)b);
}

コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)

結果

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