ObjectType 関数
この関数は、引数にオブジェクト名を指定して、そのオブジェクトタイプの値を取得します。
取得されたオブジェクトタイプの値と定数(オブジェクトの種類)の対応は ENUM_OBJECT 列挙値を参考にしてください。
データ型と構成・戻り値
int ObjectType(①);
戻り値は、オブジェクトタイプの値を返します。指定したオブジェクトが無い場合は -1を返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [1]
ObjectType関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | object_name | string | - | - | チャート上に描画されているオブジェクト名を指定します。 |
使用例
ObjectType 関数によるオブジェクトタイプの取得
最初に ObjectCreate関数を使って描画をしておきます。そして、それらのオブジェクトタイプの値を ObjectType関数を使って取得させます。
コード
// ObjectType 関数によるオブジェクトタイプの取得
#property strict
void OnInit() {
ObjectsDeleteAll(); // オブジェクト全削除
ObjectCreate("obj1", OBJ_VLINE, 0, Time[10], 0); // ①垂直線
ObjectCreate("obj2", OBJ_HLINE, 0, 0, Ask); // ②水平線
ObjectCreate("obj3", OBJ_ARROW, 0, Time[8], Bid); // ③矢印
Print("①垂直線: ",ObjectType("obj1"));
Print("②水平線: ",ObjectType("obj2"));
Print("③矢印 : ",ObjectType("obj3"));
}
void OnDeinit(const int reason) {
ObjectsDeleteAll();
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
チャート上に描画した①~③のオブジェクトタイプの値がエキスパートタブのメッセージに表示されます。オブジェクトタイプの値と定数(オブジェクトの種類)の対応は ENUM_OBJECT 列挙値を参考にしてください。