ChartIndicatorDelete 関数
この関数は、指定したチャートウィンドウの指定したインジケータを削除します。この処理は、チャートメッセージキューに追加され、前のすべての命令を処理した後で実行されます。
インジケータの指定は、略名 (短い名前) を使います。インジケータの略名は、チャート上に表示されている文字列から確認するか、ChartIndicatorName関数を使用することで確認できます。
データ型と構成・戻り値
bool ChartIndicatorDelete(①, ②, ③);
戻り値は、削除処理の命令がチャートキューに追加されている場合は true、それ以外は falseを返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [3]
ChartIndicatorDelete関数は 3個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | chart_id | long | - | - | 対象とするチャートID。 0は現在のチャートを表します。 |
② | sub_window | int | - | - | チャートサブウィンドウの 1以上の番号。 0は、チャートメインウィンドウです。 |
③ | indicator_shortname | const string | - | - | 指定するインジケータの略名。 |
使用例
ChartIndicatorDelete関数によるインジケータの削除
ChartIndicatorDelete関数を使って指定したチャートに存在するインジケータを 1つ削除します。今回は、サブウィンドウに ATRのインジケータを表示させておきます。
ATRのインジケータをサブウィンドウに表示させる方法はこちらを参考にしてください。
コード
// ChartIndicatorDelete関数によるインジケータの削除
#property strict
void OnInit() {
ChartIndicatorDelete( 0, 1, ChartIndicatorName( 0, 1, 0));
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
コードを実行すると次のようにインジケータは削除されます。