ChartSetInteger 関数
この関数は、指定したチャートに対応するプロパティ値を設定します。設定するプロパティ値は整数型(char・int・bool・color・datetime・enum型)です。
コマンドはチャートメッセージキューに追加され、前のすべてのコマンドが処理された後に実行されます。
データ型と構成・戻り値
bool ChartSetInteger(①, ②, ④); // メインウィンドウを設定
bool ChartSetInteger(①, ②, ③, ④); // サブウィンドウを設定
戻り値は、処理が成功した場合は true、それ以外は falseが返されます。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [4]
ChartSetInteger関数は 3~4個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | chart_id | long | - | - | 対象とするチャートID。 0は現在のチャートを表します。 |
② | prop_id | int | - | - | チャートプロパティIDの識別子。ENUM_CHART_PROPERTY_INTEGER から選択します(読み取り専用プロパティを除く)。 |
③ | sub_window | uint | - | - | チャートサブウィンドウ番号。 |
④ | value | long | - | - | プロパティ値。 |
使用例
ChartSetInteger関数によるチャートの設定
ChartSetInteger関数を使って現在のチャートの設定をします。
設定内容は次のとおりです。
・チャートをローソク足に設定。
・チャートの右側にスペースを設定。
・チャートのスケールを最大(5)に設定。
・チャートの背景色を灰色に設定。
コード
// ChartSetInteger関数によるチャートの設定
#property strict
void OnInit() {
ChartSetInteger(0, CHART_MODE, CHART_CANDLES); // 0(enum) チャートをローソク足に設定
ChartSetInteger(0, CHART_SHIFT, true); // 2(bool) チャートの右側にスペースを設定
ChartSetInteger(0, CHART_SCALE, 5); // 5(int) チャートのスケールを設定
ChartSetInteger(0, CHART_COLOR_BACKGROUND, clrGray); // 21(color)チャートの背景色を灰色設定
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
各行の後ろにあるコメントの数値は、引数②の識別子に対応する値です。識別子の代わりにこの値を使うこともできます。
結果
チャートの状態であるプロパティ値を取得する場合は ChartGetInteger関数を使います。