ChartSetSymbolPeriod 関数
この関数は、指定したチャートの通貨ペア名と時間軸を変更します。この関数は非同期なので、命令を送信してから実行の完了を待ちません。この処理は、チャートメッセージキューに追加され、前のすべての命令を処理した後で実行されます。
データ型と構成・戻り値
bool ChartSetSymbolPeriod(①, ②, ③);
戻り値は、処理が成功した場合は true、それ以外は falseを返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [3]
ChartSetSymbolPeriod関数は 3個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | chart_id | long | - | - | 対象とするチャートID。 0は現在のチャートを表します。 |
② | symbol | string | - | - | チャートで指定する通貨ペア名。「NULL」は現在の通貨ペア名を表します。 |
③ | period | enum | - | - | チャートの時間軸。ENUM_TIMEFRAMES 列挙値から選択します。0は現在のチャートの時間軸を表します。 |
使用例
ChartSetSymbolPeriod関数によるチャート内容の変更
ChartSetSymbolPeriod関数を使ってチャートが対象とする通貨ペアと時間軸を変更します。
変更内容は次のとおりです。
①通貨ペア:EURJPY
②時間軸 :30分
コード
// ChartSetSymbolPeriod関数によるチャート内容の変更
#property strict
void OnInit() {
string tukapair = "EURJPY"; // ①設定する通貨ペア名
int time = 30; // ②設定する時間軸(分単位)
bool tf = ChartSetSymbolPeriod(0, tukapair, time);
Print("変更の成否:", tf, " 通貨ペア名:", Symbol(), " 時間軸:", Period(), "分");
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
①②の設定を変えていろいろ試してみてください。
①の通貨ペア名は使用FX会社によって通貨ペア名の前後に文字が入っている場合があるので、ご使用のFX会社の表示に合わせるようにしてください。
たとえば、「USDJPYabc」のようになっていることがあります。