FileWriteInteger 関数
この関数は、開いている binファイルのファイルポインタの現在位置から int型の値を書き込みます。書き込むファイルの指定は、FileOpen関数によって取得されるファイルハンドルを使って行ないます。
データ型と構成・戻り値
uint FileWriteInteger(①, ②, ③);戻り値は、処理が成功した場合は、書き込んだバイト数を返します。書き込んだバイト数は、データ型のサイズに対応します。エラーの場合は 0を返します。ファイルポインタは、データ型のサイズのバイト数だけ移動します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [3]
FileWriteInteger関数は 3個の引数で構成されます。
| 番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
|---|---|---|---|---|---|
| ① | file_handle | int | － | － | FileOpen関数によって取得されるファイルハンドル。 |
| ② | value | int | － | － | int型の値。 |
| ③ | size | int | － | INT_VALUE | 書き込む必要があるバイト数。次の 3つから選択できます。 ●CHAR_VALUE：char、uchar型の時に使用(1バイト)。 ●SHORT_VALUE：short、ushort型の時に使用(2バイト)。 ●INT_VALUE：int、uint型の時に使用(4バイト)。 初期値の「INT_VALUE」は、「CHAR_VALUE」と「SHORT_VALUE」を含みます。 |
使用例
FileWriteInteger関数による binファイルへの int型の値の書き込み
FileWriteInteger関数を使って指定した binファイルに int型の値「12,345」を書き込みます。int型の値の範囲についてはこちらでご確認ください。
書き込むファイルは FileOpen関数で選択します。もし、ファイルが存在しない場合は新規にファイルが作成されます。
書き込んだファイルの場所については FileOpen関数のページで確認してください。
コード
// FileWriteInteger関数による binファイルへの int型の値の書き込み
#property strict
void OnInit() {
string filename = "test.bin"; // ファイル名
int handle; // ファイルハンドル
handle = FileOpen(filename, FILE_READ | FILE_WRITE | FILE_BIN );
uint b = FileWriteInteger(handle, 12345);
FileSeek(handle, 0, SEEK_SET); // ファイルポインタの位置を先頭に移動
Print("ファイルの内容：", FileReadInteger(handle));
Print("書き込んだバイト数：", b);
FileClose(handle);
}コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
