IndicatorDigits 関数
この関数は、インジケータの価格データの精度 (小数点以下の桁数) を設定します。
この価格データの小数点以下の桁数は、データウィンドウで表示される値のことです。プロットされるグラフは桁数の変更による変化はありません。
データ型と構成・戻り値
void IndicatorDigits(①);
戻り値は無し。
引数 [1]
IndicatorDigits関数は 1個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | digits | int | - | - | 新しい価格データの精度 (小数点以下の桁数) を設定。 |
使用例
IndicatorDigits関数による価格データの桁の設定
IndicatorDigits関数を使って価格データの小数点以下の桁を小数点以下第1位までとします。通常、USDJPYの小数点以下の桁数は小数点以下第3位 または 小数点以下第4位までの表示となっています。
次のコードはインジケータ用のコードです。インジケータ用コードの作成方法についてはこちらを参考にしてください。
コード
// IndicatorDigits関数による価格データの桁の設定
#property strict
#property indicator_chart_window // メインウィンドウに表示
#property indicator_buffers 1
#property indicator_type1 DRAW_LINE
#property indicator_color1 clrYellow
double Buf1[];
int OnInit() {
IndicatorBuffers(1);
SetIndexBuffer(0, Buf1);
IndicatorDigits(1);
return(INIT_SUCCEEDED);
}
int OnCalculate(const int rates_total,
const int prev_calculated,
const datetime &time[],
const double &open[],
const double &high[],
const double &low[],
const double &close[],
const long &tick_volume[],
const long &volume[],
const int &spread[])
{
for(int i=0; i<rates_total; i++) {
Buf1[i] = High[i];
}
return(rates_total);
}
インジケータ用コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)