tan関数も MathTan関数と同じ処理をします。
MathTan (tan) 関数
この関数は、三角関数における tan(タンジェント)の計算値を指定した角度から値を取得します。
tanθ = b ÷ a
a、b、c は各辺の長さ、θは角度(単位:ラジアン)です。単位のラジアンで使う円周率 π の値はMQL4上の数学定数として M_PI で定義されています。
データ型と構成・戻り値
double MathTan(①);
戻り値は、指定した角度の tanの値を返します。
但し、263ラジアン以上、-263ラジアン以下の角度を指定した場合、結果は不定数を返します。
引数 [1]
MathTan関数は 1個の引数で構成されます。
使用例
MathTan関数を使用した計算
コード
// MathTan関数を使用した計算
#property strict
void OnInit() {
double rad1 = M_PI/6; // π/6ラジアン= 30°
double rad2 = M_PI/4; // π/4ラジアン= 45°
double rad3 = M_PI/3; // π/3ラジアン= 60°
Print("tan(rad1) = ", MathTan(rad1));
Print("tan(rad2) = ", MathTan(rad2));
Print("tam(rad3) = ", MathTan(rad3));
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
tan(rad2)は、値が 0.999…と表示されていますが、これは浮動小数点計算による誤差です。結果は 1になります。
変数 rad1 ~ rad3の値を変えていろいろ試してみてください。