ObjectGetFiboDescription 関数
この関数は、フィボナッチオブジェクトのレベル(水平線)に表示されている説明文を取得します。
この関数を使用する際、現在のチャートのデータは直接アクセスされますが、別のチャートのデータを取得する際には、一定の待ち時間が発生する可能性があります。これは、すべてのチャートのコマンドが順番に実行されるためです。したがって、多くのオブジェクトを含むチャートを扱うときは、この待ち時間が発生する可能性を考慮に入れる必要があります。
データ型と構成・戻り値
string ObjectGetFiboDescription(①, ②);
戻り値は、フィボナッチオブジェクトのレベルに表示されている説明文を返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [2]
ObjectGetFiboDescription関数は 2個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | object_name | string | - | - | チャート上に描画されているオブジェクト名を指定。 |
② | index | int | - | - | フィボナッチレベルのインデックス。0~31で設定。 |
使用例
ObjectGetFiboDescription関数によるフィボナッチレベル説明の取得
ObjectCreate関数で描画したフィボナッチのレベルに表示されている説明文を取得します。
コード
// ObjectGetFiboDescription関数によるフィボナッチレベル説明の取得
#property strict
void OnInit() {
string obj1 = "Fibo1";
bool tf = false;
ObjectCreate(0, obj1, OBJ_FIBO, 0, Time[20], High[20], Time[5], Low[5]);
for(int i = 0; i < 6; i++) {
string levelDescription = "Level " + IntegerToString(i);
tf = ObjectSetFiboDescription(obj1, i, levelDescription);
Print("インデックス ", i, " のフィボナッチレベルの説明:", ObjectGetFiboDescription(obj1, i));
}
}
//void OnDeinit(const int reason) {ObjectsDeleteAll();}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
※このEAをチャートから削除する時は、17行目のコメントアウトを解除してコンパイル後、EAを削除してください。17行目のコードが無い場合、フィボナッチレベルが残ったままになります。また、17行目のコメントアウトを解除してコンパイルした場合、フィボナッチレベルの説明が表示されなくなることがありますので、ご注意ください。