#property (インジケータの設定)
インジケータのパラメータについて#propertyで指定することができます。
構成
#propertyの後でインジケータの各パラメータを設定します。
#property indicator_chart_window // チャートウィンドウに表示
#property indicator_buffers ① // インジケータバッファの数
#property indicator_typeN ③ // インジケータの種類
#property indicator_labelN ④ // ラベル
#property indicator_colorN ⑤ // 線の色
#property indicator_widthN ⑥ // 線の太さ
#property indicator_styleN ⑦ // 線の種類
プロパティ | データ型 | 説明 |
---|---|---|
indicator_chart_window | - | チャートウィンドウにインジケーターを表示させます。 |
indicator_buffers | int | インジケータ計算用バッファ数を設定。 ①にバッファ数を設定。 |
indicator_typeN | int | データウィンドウに表示される N番目のインジケータ描画スタイルのタイプを設定。 ③にインジケータの種類を設定。種類は SetIndexStyle関数の描画スタイルの定数(または 値)から選択。 |
indicator_labelN | string | データウィンドウに表示される N番目のラベルを設定。 ④に”〇〇〇”と文字列を設定。 |
indicator_colorN | color | データウィンドウに表示される N番目の色を設定。 ⑤にカラーを設定。 |
indicator_widthN | int | データウィンドウに表示される N番目の線の太さを設定。 ⑥に線の太さを数字で設定。数字が大きいほど太くなります。 |
indicator_styleN | int | データウィンドウに表示される N番目の線の種類を設定。 ⑦に線の種類を設定。線の種類はENUM_LINE_STYLE 列挙値の定数(または 値)から選択。 |
使用例
インジケータの線の設定
各バーの終値を直線で結ぶインジケータを作成します。そして、直線の線の設定を #propertyで行ないます。
コード
// インジケータの線の設定
#property strict
#property indicator_chart_window // チャートウィンドウに表示
#property indicator_buffers 1 // インジケータバッファの数
#property indicator_type1 DRAW_LINE // インジケータの種類
#property indicator_label1 "インジケータテスト" // インジケータのラベル
#property indicator_color1 clrRed // 線の色
#property indicator_width1 1 // 線の太さ
#property indicator_style1 STYLE_SOLID // 線の種類
double Buf[]; // インジケータバッファの配列
int OnInit() {
SetIndexBuffer(0, Buf); // 1次元動的配列をインジケータバッファへ関連付け
return(INIT_SUCCEEDED);
}
int OnCalculate(const int rates_total,
const int prev_calculated,
const datetime &time[],
const double &open[],
const double &high[],
const double &low[],
const double &close[],
const long &tick_volume[],
const long &volume[],
const int &spread[])
{
int i;
for(i=0;i<rates_total; i++) {
Buf[i]=close[i];
}
return(rates_total);
}
インジケータを実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
「#property indicator_…」の設定を変えていろいろ試してみてください。