リピ・トレ (EA)

リピ・トレEA サンプルEA

「リピ・トレ (EA)」の受取方法はこちら

「リピ・トレ」とは?

「リピ・トレ」は、リピート・トレール・トレード の略で、設定した範囲内で売買を繰り返すトラリピ風の MT4用リピート系自動取引システム (EA) です。新規取引 (Open) と決済取引 (Close) の時にトレールされるので利益を最大限に伸ばすことができます。

また、自動集約機能、自動分割決済機能を備えているのでポジション数が多くなってもほぼ無限に取引を繰り返します。

「リピ・トレ」は取引ロジックが分かりやすいので安心して取引することができます。

リピトレイメージ

「リピ・トレ」はFX専用のEAです。
ゴールド、CFDなどは対象外です。

基本トレード ルール

「リピ・トレ」の機能

新規取引と決済取引時のトレールで利益を最大限獲得

ポジションの自動集約、自動分割決済機能付き

注文間隔、利益幅、取引範囲を自由に設定が可能

新規取引のみ、決済取引のみ の取引が可能

取引のスプレッド上限、安定化までの待機設定ができる

画面上に現在の取引状況を表示

各ポジションの情報をコメントへ表示 

「リピ・トレ」設定パラメーター

パラメーター解説

x最初の数字の後ろに「x」があるパラメーターは、取引の途中で設定値を変更した場合、取引に与える影響が大きいので、変更しないようにしてください。
もし変更する時は取引に与える影響を理解した上で変更するようにしてください。
_最初の数字の後ろに「_」があるパラメーターは、取引の途中で設定値を変更しても取引に影響がないものです。
(-)パラメーター名の最後に「(-)」があるものは、マイナス値の設定が可能なパラメーターです。マイナス値には意味がありますので、それぞれのパラメーター名から確認をしてください。
(T)パラメーター名の最後に「(T)」があるものは、ストラテジーテスターでテストする時に必要なパラメーターです。
パラメーター名説明
01x BuyまたはSell (T)

[設定値:「Buy」「Sell」から選択] [初期値:Buy] [単位:-]

取引を「買い」または「売り」注文で行なうかの選択です。
02x 注文価格の上限 (T)

[設定値:0.00001以上の数値] [初期値:1.0] [単位:決済通貨の単位]

注文範囲の上限値です。「Buy」の時は最高値、「Sell」の時は最小値をセットします。
03x 注文間隔 Pips (T)

[設定値:1以上の数値] [初期値:100] [単位:Pips]

注文する間隔です。
04_ 利益幅 Pips (T)

[設定値:1以上の数値] [初期値:100] [単位:Pips]

注文価格からの利益幅です。
05x マジックナンバー (T)

[設定値:1以上の数値] [初期値:1001] [単位:-]

注文したポジションに割り当てるマジックナンバーです。本マジックナンバーをトップとして取引間隔毎の注文に連番で割り当てられます。「06_ 最大注文数 (T)」の数だけ割り当てられます。
06_ 最大注文数 (T)

[設定値:1以上の数値] [初期値:10] [単位:-]

取引における最大ポジション数です。「02x 注文価格の上限 (T)」から注文をカウントして本ポジション数に達したら新規取引はストップします(決済取引はされます)。
07_ 注文読取数 (T)

[設定値:1以上の数値] [初期値:3] [単位:-]

現在の価格より上位にあるポジションへの注文数です。大きい値を設定するほど市場価格の変動が早くても注文の抜けが無くなります。通常は「03x 注文間隔 Pips (T)」が10Pips幅程度であれば「3」、1Pips幅であれば「30」くらいの設定値が目安です。「08_ 現注文上限の上位読取数」を含めトレードの戦略的なこともありますので詳しくはこちらを参考にしてください。
08_ 現注文上限の上位読取数

[設定値:1以上の数値] [初期値:1] [単位:-]

現在注文が成立している最上位のポジションより上位のポジションを予めどこまで注文を成立させるかの設定値です。特に戦略等がなければ初期値の「1」で問題ありません。「07_ 注文読取数 (T)」を含めトレードの戦略的なこともありますので詳しくはこちらを参考にしてください。
09x 注文ロット数 (T)

[設定値:0.01以上の数値] [初期値:0.01] [単位:ロット]

一つの取引の売買ロット数です。XMTradingの各口座の1ロットに対応する通貨量はこちら
を参考にしてください。
10_ オープントレール幅 Pips (-)

[設定値:0以上の数値 又は マイナス値] [初期値:0.1] [単位:Pips]

新規取引時のトレール幅です。トレール幅は0.1Pipsから設定が可能です。(1Pips = 1Point となる通貨ペアは1Pipsからの設定になります。Pips, Point比を確認)
「0」の時はトレール無しです。「-1」のようなマイナス値の設定は新規取引を停止します。
11_ クローズトレール幅 Pips (-)

[設定値:0以上の数値 又は マイナス値] [初期値:0.1] [単位:Pips]

決済取引時のトレール幅です。トレール幅は0.1Pipsから設定が可能です。(1Pips = 1Point となる通貨ペアは1Pipsからの設定になります。Pips, Point比を確認)
「0」の時はトレール無しです。「-1」のようなマイナス値の設定は決済取引を停止します。
12_ 取引スプレッド上限 Point (-)

[設定値:0以上の数値 又は マイナス値] [初期値:-1] [単位:Point]

取引をするスプレッドの上限。これよりスプレッドが大きくなった時は新規取引をストップします。(決済取引は行われます)「-1」の時はスプレッド制限無しです。「13_ スプレッド超過時の待機回数」と組み合わせて使います。詳しくはこちらを参考にしてください。
13_ スプレッド超過時の待機回数

[設定値:0以上の数値] [初期値:10] [単位:-]

「12_ 取引スプレッド上限 Point (-)」で新規取引のストップがかかった時に、スプレッドが設定範囲内に戻ってきて安定したと判断するTickの回数です。「12_ 取引スプレッド上限 Point (-)」と組み合わせて使います。詳しくはこちらを参考にしてください。
14_ コメント位置 上or下or非表示

[設定値:「Upper」「Lower」「Off」から選択] [初期値:Upper] [単位:-]

画面に表示されるコメントの位置です。「Upper:右上」「Lower:右下」「Off:非表示」
15_ ポジション自動集約 (T)

[設定値:「OFF」「ON」から選択] [初期値:OFF] [単位:-]

自動集約機能を使う時はONにしてください。

ON :「16_ 自動集約開始ポジション数 (T)」で設定するポジション数になったら自動集約機能が稼働します。

OFF:自動集約機能が稼働しません。XMTradingの場合、200ポジションに達したらトレードが止まります。

自動集約のプロセスについてはこちらを参考にしてください。

※集約されたポジションにはBuyは指値、Sellは逆指値に数値が入っています。この数値は消さないようにして下さい。→ 集約ポジションの指値設定値について

16_ 自動集約開始ポジション数 (T)

[設定値:10以上の数値] [初期値:200] [単位:個]

「リピ・トレ」でのポジションの上限数。集約ポジションも含みます。手動取引などの他ポジションは含みません。 設定数に到達すると「15_ ポジション自動集約 (T)」がONの場合、自動集約機能が稼働します。
「14_ コメント位置 上or下or非表示」を表示すると「ポジとロット」の行で「(T〇〇)」の前に現在の「リピ・トレ」のポジション数が表示されます。
17_ 自動集約するポジション数 (T)

[設定値:2以上の数値] [初期値:50] [単位:個]

集約する時のポジション数です。「15_ ポジション自動集約 (T)」がONで「16_ 自動集約開始ポジション数 (T)」の設定値に達した時に、本設定数値だけ現価格より最も離れたポジションから順次決済されて、集約したロットがポジション化されます。
集約ロット数 = 「09x 注文ロット数 (T)」×「17_ 自動集約するポジション数 (T)」
で計算された結果が集約ポジションのロット数になります。
18x 集約ロットのマジックナンバー (T)

[設定値:1以上の数値] [初期値:101] [単位:-]

集約ポジションのマジックナンバー。集約ポジションが複数発生した場合は、同じマジックナンバーで取得されます。複数の集約ポジションがあっても問題なく分割決済とリピート注文が行なわれます。

パラメーター設定例

以下、パラメーターの設定例です。

リピート系の取引手法は資金管理が非常に重要になってきます。資金の計算についてはこちらのトラリピロスカット計算機を使って必要な資金、取引幅、取引数量などを確認することをおすすめします。


設定例1

通貨ペアUSDJPY (Standard口座)
設定例は基本的な設定方法です。

トレール幅が0.1Pipsなので変動が小さい場合、指値注文に近くなります。

リピ・トレで取引しているポジション数が200個になると自動的に50個のポジションが決済されて0.5ロットのポジションが1つ作られます。この時、決済されるポジションはマジックナンバーが小さい方が優先されます。再びポジション数が200個になると同様に繰り返されます。

 ポジションの集約は決済取引をして新規取引をするのでスプレッド分だけマイナスになるため、できるだけ集約が発生しない方がよいです。しかし、取引を継続することができるので利益を獲得する機会損失を無くすことができます。また、プラススワップの通貨ペアであれば数日でそのマイナスが解消されるので、できればプラススワップの通貨ペアでの取引をおすすめします。各通貨ペアのスワップはこちらから確認してください。


設定例2

通貨ペアUSDCHF (Micro口座)
対日本円以外の通貨で、設定例は応用編です。

Micro口座なので1ロットあたりの通貨量は Standard口座の1/100となり1ロットあたり1000通貨となります。上記では1ポジションあたり0.1ロットでの取引なので100通貨毎の取引となります。

 決済通貨が米ドルなので②の利益を日本円換算する時は、その時のUSDJPYの価格を乗じます。
たとえば、USDJPY = 150円の場合、
0.5米ドル ✕ 150 = 75円 の利益となります。

スプレッドに上限を付けていませんので、朝方やニュースが出た時はスプレッドがひらいて不利な新規取引が発生してしまうことがあるので、気になる場合は、制限を設定してください。

自動集約機能はOFFですので全部で200ポジションになると新規取引ができなくなります。もし、200ポジション以上の取引をする場合「06_ 最大注文数 (T)」を増やして「15_ ポジション自動集約 (T)」をONにしてください。これは取引中の変更でも大丈夫です。但し、資金不足による強制ロスカットには気をつけください。  


設定例3

通貨ペアGBPJPY(KIWAMI口座
両建ての方法です。「リピ・トレ」で両建てをする場合は、2つのGBPJPYチャートに「リピ・トレ」をあてることで出来ます。
以下では、買いは160.0~110.2円の範囲、売りは150.0~199.8円の範囲で設定しています。ですので、110.2~199.8円の広範囲を網羅するトレードになります。

XMTradingでは、同じ口座内のみ両建てが認められています。XMでは1人に付き最大8個の口座を持てますが、たとえば、この8個の中の内の1つの口座でUSDJPYを買いで取引、別の1つの口座でUSDJPYを売りで取引をすることは規約違反となりますのでお気をつけください。

③⑦買いと売りでマジックナンバーが重ならないようにしてください。この例ではマジックナンバーが買いが1001~1500(リピート注文)と101(集約ポジション)、売りが2001~2500(リピート注文)と201(集約ポジション)で設定しています。

150.0~160.0円の範囲は買いと売りが混ざった状態になります。この手法は、価格範囲の中央付近で買いと売りを切り替えていることから「ハーフ&ハーフ」と呼ばれる一つの取引方法です。

「ハーフ&ハーフ」は、設定する通貨ペアの範囲の中央値を決めて、下半分を買い、上半分を売りに設定して取引が行なわれます。

この手法のメリットは、
少ない資金で広範囲にリピート注文を仕掛けることができ、利益獲得チャンスが広がる
ということです。
デメリットは、
仕掛けた範囲の上限以上、下限以下になると損失が大きく発生する
ことになります。

この「ハーフ&ハーフ」を上手に使うコツとしては、
①レンジ性の高い通貨ペアを選択して中央値を過去のデータから決定する。
②通貨ペアの過去のデータから許容できる最大値と最小値を広く設定可能な資金を準備しておく
ことになります。

資金は最初から全て口座に入れておく必要はありませんが、中央値から大きく乖離した時は必要になってくるのでいつでも入金ができるように準備だけはしておくようにしましょう。

「リピトレ」の詳細解説

新規取引と決済取引時にトレール機能で利益を最大限獲得

「リピ・トレ」では、新規取引 (Open) と 決済取引 (Close) の時に、トレールが発動して利益を最大限伸ばします。トレール幅は 0.1Pipsと狭い幅から設定できます。

新規取引と決済取引のトレール機能

「買い」の新規取引

値下がりに応じて
新規取引価格を下げる
トレール機能

リピトレイメージ

「買い」の決済取引

値上がりに応じて
決済取引価格を上げる
トレール機能

リピトレイメージ

「売り」取引の場合は、これらの逆になります。

USDJPYであれば0.001円 (0.1Pips) 幅、EURUSDは 0.00001$ (0.1Pips) 幅から設定できます。一部USDZARのような 1Pips = 1Point の通貨ペアは 1Pipsからの設定となります。(XMTradingの通貨ペアのPipsとPointの対応はこちらを参考にしてください)

(例) USDJPYの「買い」の時の新規取引時のトレールのイメージ

リピトレイメージ

※トレールは状況によって不利な価格で約定することもあります。

ポジションの自動集約、自動分割決済機能

自動集約と自動分割決済

リピート系自動取引は、特徴としてポジション数が多くなってしまいます。XMTradingは最大200ポジションまでなので最大200個までの注文が可能です。

このため、このポジション数を超えると自動取引が停止してしまいます。

しかし「リピ・トレ」は各ポジションを 1つのポジションにまとめる自動集約機能が付いているので、パラメーターの「15_ ポジション自動集約 (T)」をONにしておけば 1000ポジション以上ななったとしてもリピート注文が可能になります。

集約されたポジションは各ポジションで設定した利益価格に到達すると集約ポジションの一部が自動決済されていきます。

             集約と分割決済の機能

リピトレイメージ

集約した 1つのポジション

リピトレイメージ
リピトレイメージ

それぞれのポジションが持つ決済取引価格になるとそれぞれのポジションが決済されます

決済されたポジションが再び新規取引価格に戻るとリピート注文されるので、ほぼ無限にポジションを取り続けることができます。

集約ポジションは、ポジション数が増えていくと複数発生します。この場合でも、自動集約、自動分割決済がおこなわれリピート取引が実行され続けます。

集約ポジションの指値設定値について

※集約ポジションの「決済指値(T/P)」又は「決済逆指値(S/L)」に入っている数字は消さないでください。

買い(Buy)の時の集約ポジションには「決済指値(T/P)」に、
売り(Sell)の時の集約ポジションには「決済逆指値(S/L)」に、
数値が自動で入ります。

「リピ・トレ」の集約ポジションの分割決済は、この数値を使って処理をしていますので、変更や削除をしないようにしてください。

通常この数値は、集約するポジションの中で1番小さいマジックナンバーの新規取引設定価格の1万倍が入ります。しかし、集約ポジションが複数発生した場合は、分割決済する集約ポジションの順番によって「決済指値(T/P)」「決済逆指値(S/L)」の数値が別の集約ポジションと同じ値が入ることがあります。

【取引条件】
① XMTradingのスタンダード口座を使用。
② 200ポジションになったら50ポジションずつ自動集約。
③ 取引通貨ペアはUSDJPYとして110.0円から買いでスタート。
④ 0.1円(10Pips)幅で1000通貨ずつ購入。利益幅は30pips(300円)。
⑤ 最大400ポジションまでの購入として、この時の下限価格は70.1円になります。
⑥ 各ポジションのマジックナンバーは1001~1400、集約ポジションのマジックナンバーは101とします。
⑦ 計算を簡易にするためスプレッドは0とします。(Bid値=Ask値)

パラメーターの設定は以下のようになります。


自動集約と自動決済、リピート注文の流れ ①~⑪

110.0円(MN1001)から新規取引が始まり、90.1円(MN1200)まで価格が下がると200ポジションに到達します。

※MN:マジックナンバー

全200ポジション(20万通貨)


200ポジションになるとポジション化されている110.0~105.1円(MN1001~1050)の50ポジション分が決済されて、この時点のAsk値で5万通貨分が1個の集約ポジションとして「買い」新規取引されます。(集約ポジションのMNは101)
この時の全ポジション数は151ポジション。

200ポジション - 50ポジション(決済) + 1集約ポジション = 151ポジション(20万通貨)


更に85.2円(MN1249)まで価格が下がると200ポジションに到達します。

199ポジション + 1集約ポジション = 200ポジション(24.9万通貨)


200ポジションにるとポジション化されている105.0~100.1円(MN1051~1100)の50ポジション分が決済されて、この時点のAsk値で5万通貨分が1個の集約ポジションとして「買い」新規取引されます。(集約ポジションのMNは同じ101)
この時の全ポジション数は151ポジション。

 199ポジション - 50ポジション(決済) + 2集約ポジション = 全151ポジション(24.9万通貨)


更に80.3円(MN1298)まで価格が下がると200ポジションに到達します。

198ポジション + 2集約ポジション = 200ポジション(29.8万通貨)


200ポジションになるとポジション化されている100.0~95.1円(MN1101~1150)の50ポジション分が決済されて、この時点のAsk値で5万通貨分が1個の集約ポジションとして「買い」新規取引されます。(集約ポジションのMNは同じ101)
この時の全ポジション数は151ポジション。

198ポジション - 50ポジション(決済) + 3集約ポジション = 151ポジション(29.8万通貨)


価格が反転して上昇し95.3円になった時、
3個の集約ポジション以外の95.0~80.3円(MN1151~1298)の各ポジションが上昇に合わせて順次利益を確定(利益幅30Pips)して決済されていきます。
この時の残りの全ポジション数は3ポジション。

3集約ポジション = 全3ポジション(15万通貨)


更に95.3円より上昇して95.4円になった時、
100.0~95.1円(MN1101~1150)で集約された5万通貨分のポジションの内、1000通貨が分割決済されます。
95.5円で更に1000通貨が分割決済。以後、0.1円(10Pips)上がる毎に1000通貨ずつ決済されていきます。
このまま100.3円まで上昇すると100.0~95.1円(MN1101~1150)で集約された5万通貨分のポジションは無くなります。
この時の残りの全ポジション数は2ポジション。

2集約ポジション = 全2ポジション(10万通貨)


100.3円より更に上昇して100.4円になった時、
105.0~100.1円で集約された5万通貨分のポジションの内、1000通貨が分割決済されます。
100.5円で更に1000通貨が分割決済。以後、0.1円(10Pips)上がる毎に1000通貨ずつ決済されていきます。
101.3円まで上昇すると105.0~100.1円で集約された5万通貨分のポジションは1万通貨分決済されて4万通貨分のポジションになります。
この時の残りの全ポジション数は2ポジション。

2集約ポジション = 全2ポジション(9万通貨)


101.3円から価格が下落した時、
101.0円で1000通貨分リピート注文として「買い」新規取引されます。
更に価格が下落すると以後0.1円(10Pips)下がる毎に1000通貨ずつ「買い」新規取引され、81.3円(MN1288)になった時点で200ポジションになります。

198ポジション + 2集約ポジション = 200ポジション(28.8万通貨)


200ポジションなると101.0~96.1円(MN1091~1140)の50ポジション分が決済されて、この時点のAsk値で5万通貨分が集約ポジションとして「買い」新規取引されます。(集約ポジションのMNは同じ101)
この時の残りの全ポジション数は151ポジション。
集約ポジションは3個あり、
 ・110.0~105.1円(MN1001~1050)の5万通貨のポジション
 ・105.0~101.1円(MN1051~1090)の4万通貨のポジション
 ・101.0~ 96.1円(MN1091~1140)の5万通貨のポジション
通常のリピート注文されるポジションは、
 ・96.0~81.3円(MN1141~1288)の各1000通貨が148ポジション
あります。

198ポジション - 50ポジション(決済) + 3集約ポジション = 151ポジション(28.8万通貨)


以後、①~⑪が繰り返されます。
ポジションの集約は通常、決済と新規取引によりスプレッド分の取引手数料がかかるので全体の利益が減ってしまいますが、それでも広範囲でリピート注文を仕掛けることにより機会損失をしないで利益を伸ばすことができます。

また、プラススワップの通貨ペアの取引であれば、この手数料分は時間が経てば相殺することができるでしょう。

注文間隔、利益幅、取引範囲を自由に設定が可能

新規取引をする注文間隔、各ポジションの利益幅 (Pipsで設定)、取引範囲を自由に設定することができます。

使用するFX口座には取引可能なポジション数に上限がありますので、上限を超える取引範囲の場合は、ポジションの自動結合機能を使うようにしてください。

使用するFX会社の仕様で保持可能なポジション数の上限に到達すると新規取引が停止されるのでご注意ください。

新規取引のみ、決済取引のみ の取引が可能

パラメーターの設定で「10_ オープントレール幅 Pips (-)」に「-1」と入力すると新規取引が停止、「11_ クローズトレール幅 Pips (-)」に「-1」と入力すると決済取引が停止されます。この場合、集約ポジションの分割決済も停止となります。

戦略的に片方だけ実行したい時に使ってください。

取引のスプレッド上限、安定化までの待機設定ができる

朝方やニュースなどによる市場環境の変化でスプレッドが大きくなった場合、新規取引は行なわないように設定することができます。

また、スプレッドの動きが安定するまで新規取引を行なわないようにも設定ができます。

これは、取引においてスプレッドの変動が激しい時間帯において、短時間に一瞬だけスプレッドが下がって直ぐに上がってしまうといったことを繰り返すことがあります。その時の瞬時に上がった不利なスプレッドで取引をしないように安定したスプレッドになったことを見極めて取引に戻るようにするための機能です。

ですので不利なスプレッドでの取引を回避することができます。(決済取引は行なわれます)

設定はパラメーターの「12_ 取引スプレッド上限 Point (-)」と「13_ スプレッド超過時の待機回数」で行ないます。

として、
USDJPYの取引で「12_ 取引スプレッド上限 Point (-)」を「40」、「13_ スプレッド超過時の待機回数」を「10」と設定したとします。

スプレッドが40Point (4Pips) を超過すると新規取引が停止します。そしてスプレッドが40Point以内に戻ってティックで10回連続スプレッドが40Point以内となれば再び新規取引ができるようになります。途中、再び40Pointを越えると最初からカウントをやり直すことになり、再び10回連続でスプレッドが40Point以内になれば新規取引が再開されます。

スプレッドが超過した時と、カウントされる様子は画面上の取引状況で確認ができます。

Sp=OK

通常取引中
スプレッド範囲内の時

Sp=NG 0

スプレッド超過で新規取引停止

Sp=NG1

スプレッドが範囲内になったのでカウント開始
新規取引は停止中

Sp=NG 0

再びスプレッド超過すると0に戻る
新規取引は停止中

Sp=OK

設定した回数までスプレッド超過がなければ通常取引が再開

Sp=OK(∞)

(∞)の時はスプレッド上限なし
「12_ 取引スプレッド上限 Point (-)」が「-1」の時

画面上に現在の取引状況を表示

「14_ コメント位置 上or下or非表示」で「Off」以外を選択すると画面上に現在の取引状況が表示されます。

➀売買範囲の内容

最初の「B」は「買い取引」の意味です。「売り取引」は「S」で表示されます。
「160.000~150.010」はリピ・トレの取引範囲です。「02x 注文価格の上限 (T)」と「03x 注文間隔 Pips (T)」で取引範囲が決定されます。

②売買の状態と注文幅、利益幅

「Op&Cl」は取引状況に応じて以下のように表示されます。

Op&Cl新規取引と決済取引が行なわれます。
Open新規取引のみ行なわれます。決済取引は行なわれません。
Closeパ決済取引のみ行なわれます。新規取引は行なわれません。
Stop一切取引を行ないません。

「Op&Cl」の後ろの「10W_30P」は、10Pipsの注文幅(Width)で30Pipsの利益幅(Profit)で設定していることを表しています。

③スプレッドの状態

スプレッドの状態です。詳細はこちらで確認してください。

④保有ポジションの平均取引価格

リピート注文のポジションと集約ポジションを合わせた平均取引価格です。

⑤ポジションとロット数

「リピ・トレ」でポジション化されている数とロット数です。集約ポジションも含みます。カッコ内の「(T25)」は、使用している口座内のすべてのポジションの合計(Total)です。ですので「リピ・トレ」以外のポジションも含んでいます。

⑥スワップ(日本円換算)

現在のスワップ価格です。日本円に換算したものを表示しています。カンマで区切られた、前半が「買い」の時のスワップ、後半が「売り」の時のスワップです。

⑦集約ポジションの状態

ポジションの集約の実行有無を表示しています。

AutoJoin_OFF自動集約を行ないません。
AutoJoin_ON「16_ 自動集約開始ポジション数 (T)」で設定した値で自動集約を開始します。

集約ロットが無い場合は、2行目に「Not」と表示されます。

集約ロットがある場合は、2行目以降に集約ロット数(Lot)と決済ポジション数(Count)が表示されます。
この表示の場合、残り0.20ロット(Lot)を20回(Count)に分けて0.01ロットずつ、159.310円から順次決済されて、最後が159.500円で決済されることを表しています。

因みに、パラメーターの設定で「09x 注文ロット数 (T)」を「0.02」と設定していた場合は、残り0.20ロット(Lot)を10回(Count)に分けて0.02ロットずつ順次決済されていくことになります。

各ポジションの情報をコメントへ表示

「リピ・トレ」で取引されるポジションにはMT4ターミナルのコメント欄に各ポジションの設定情報が入ります。コメントの意味は以下のようになります。


通常のリピート
注文のポジション


集約ポジション


部分決済された
集約ポジション

分割決済が実行されると、それまでのコメント欄の内容が上記のように書き換わります。


コメントから新規取引時の設定価格が分かるので、設定値より有利に取引が出来ているか確認ができます。これを確認しながら「10_ オープントレール幅 Pips (-)」の設定でトレール幅を調整していくと良いでしょう。

もしコメント欄が表示されていない場合は、こちらを参考にして表示をさせておいてください。

「07_ 注文読取数 (T)」と「08_ 現注文上限の上位読取数」について

パラメーターの 「07_ 注文読取数 (T)」は、
現在価格より上位のポジションが注文されていない場合は、それらのポジションを注文します。
但し、現在注文が完了している最上位のポジションより現在価格から更に上位を注文したい場合は「08_ 現注文上限の上位読取数」の設定値を大きくする必要があります。

※上位のポジションとは、現在の価格よりマジックナンバーが小さい側にあるポジションのことです。

例1 USDJPYを現在の価格が99.5円で「買い」で取引中

以下、対応するパラメーター名をで記載します。

パラメーター設定値


現在の価格が99.5円の時
が「3」なので99.5円より3つ上までのポジションの100円、101円、102円のポジションは取得されます。
通常は緩やかに価格は変動するので、各ポジションの設定価格付近でトレールが始まり約定してポジション化されることになります。

しかし、現在の価格が106円だった場合、この106円から99.5円まで突然急落すると、100~102円の3つのポジションについては、99.5円付近で約定されるますが、103~105円のポジションについては急落していく中で注文が間に合わないことがあります。
これを回避するにはの設定値を大きくすればよいことになります。この例であれば、を「6」と設定しておけばすべてのポジションが99.5円付近で約定することになります。

略として、大きな変動があった場合はそのまま一方向(下がるor上がる)に進むことが多いので注文が間に合わないものはポジション化しない方が含み損を減らすことができ、ロスカットまでの価格を下げることができます。
そして、また再び上がって(下がって)来た時に、抜けているポジションは設定した価格の手前の有利な価格で注文されることになります。

の設定値を小さくすることでトレードの安全性を高めることもできます。
しかし、その分、大きく急落した時の価格でポジション化できていないので、利益が減る場合もあります。

初心者や特に戦略が無い人は、通常の設定が10Pips幅程度であれば「3」、1Pips幅であれば「30」くらいを目安としてください。

因みに管理人は10Pips幅であれば「1」、1Pips幅であれば「10」としています。大きく騰落するときはポジション化しない方が安全性が高まるからです。また、仮に価格が戻ってきた時は取引値の手前でポジション化されるので利益は確保することができます。戦略的に安全性が高い方法を採用して取引をしています。

取引が「売り」の時は、この逆になります。

パラメーターの 「08_ 現注文上限の上位読取数」は、
現在の価格から最上位のポジションより更に上位のポジションを予め有利な価格で取得する時に設定値を大きくします。

※最上位のポジションとは、現在注文が完了してポジション化されている最もマジックナンバーが小さいポジションのことです。

⑦の設定値が大きくても最上位のポジションを越えて注文されることはありません。
⑧の設定は、⑦の設定で無駄なポジションを取り過ぎることを防ぐためにあります。


例2 USDJPYを「買い」で99.5円の時に取引開始

パラメーター設定値


99.5円の時に取引開始で、
が「1」なので99.5円より1つ上のポジションが99.5円付近の価格で取得されます。

この例の場合、このまま価格が上がっていって100円を超えると101円のポジションが100円付近で取得されることになります。

例3 USDJPYを「買い」で99.5円の時に取引開始
   例2との違いはを「1」→「3」にしています

パラメーター設定値


99.5円の時に取引開始で、
が「3」なので99.5円より3つ上までのポジションの100円、101円、102円のポジションが99.5円付近の価格で取得されます。

この例の場合、このまま価格が上がっていって100円を超えると101円のポジションが100円付近で取得されることになります。

略として、を大きくすると現在より上位にあるポジションを有利な価格でポジション化するので利益額を伸ばすことができます。
予め一方向(下がるor上がる)に価格が変動すると分かっている時にの値を大きくして有利な価格の時でポジション化しておきます。

しかし、価格が逆の方向に進んだ場合は⑧の設定値の数だけポジションを多く抱えてしまい、含み損が大きくなりますのでご注意ください。

初心者の人や特に戦略が無い人は、の設定値は「1」でよいでしょう。

ストラテジーテスターでのテスト

リピ・トレをストラテジーテスターでテストする時に必要なパラメーターは各パラメーター名の最後に「(T)」が付いています。それ以外の各パラメーターはストラテジーテスターでは使われません。

リピ・トレをストラテジーテスターでテストをした場合、トレールしない通常の指値注文で行なわれます。ストラテジーテスターでは「07_ 注文読取数 (T)」は現在価格の前後に展開する指値注文 および 逆指値注文する数を設定するパラメーターとなります。

上のチャートでは現在の価格を中心に上位の価格に逆指値注文が10個、下位の価格に指値注文が10個 オーダー(予約注文)されます。直近の注文が約定すると現在1番遠い位置にあるオーダーの先の位置にオーダーが入ります。

どのEAでも同じですが、ストラテジーテスターでのテスト結果は目安です。実際の取引結果とは異なりますので、あまりテストに時間をかけすぎないようにしましょう。

「リピ・トレ(EA)」受取方法

「リピ・トレ」の使用は無料です。現在のところXMTradingでのみ使用することができます。

現在「リピ・トレ」をより便利に使っていただくために、一括決済するためのEA「Close&Open」も一緒にプレゼントしています🎁✨

「Close&Open」は実際の取引だけでなく、デモトレードでも「リピ・トレ」の動作確認で便利に使うことができます。

「リピ・トレ」と「Close&Open」の2つのEAの受取方法についてはこちらから確認をしてください。

「リピ・トレ」使用 注意事項のまとめ

  1. パラメーターで「x」が付いているものは取引中は原則変更しない。→詳細
  2. 集約ポジションの「決済指値(T/P)」「決済逆指値(S/L)」にある数値を変更しない。→詳細
  3. マジックナンバーは他のEAと重ならないようにする。→詳細
  4. 1つの口座を「リピ・トレ(EA)」専用として使うことが望ましいです。
  5. 資金管理 (ロスカット価格管理) を徹底しましょう。トラリピロスカット計算機はこちら

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