ChartSaveTemplate 関数
この関数は、現在のチャートの設定に名前を付けてテンプレートとして保存します。この処理は、チャートメッセージキューに追加され、前のすべての命令を処理した後で実行されます。
テンプレートで保存すると、その時に適用されているすべてのインジケータとグラフィックオブジェクト、チャート設定が一緒にセットで保存されます。また、保存したテンプレートは別のチャートに適用することができます。
保存の時に、同じファイル名のテンプレートが既に存在する場合は、上書き保存されます。
データ型と構成・戻り値
bool ChartSaveTemplate(①, ②);
戻り値は、処理が成功した場合は true、それ以外は falseを返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することができます。
引数 [2]
ChartSaveTemplate関数は 2個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | chart_id | long | - | - | 対象とするチャートID。 0は現在のチャートを表します。 |
② | filename | const string | - | - | 保存するテンプレートのファイル名。 「.tpl」拡張子がファイル名に自動的に追加されるので指定する必要はありません。 |
テンプレートファイルの保存先は、使用しているMT4のメニューの「ファイル」から「データフォルダを開く」のフォルダの「templates」フォルダです。
「templates」フォルダに格納されているテンプレートファイル(拡張子が tpl)は、チャート上で右クリック → 定型チャート で表示されるので選択して適用することができます。
使用例
ChartSaveTemplate関数によるチャートテンプレートの保存
ChartSaveTemplate関数を使ってチャートテンプレートを保存します。保存するチャートテンプレートは「test」とします。
コード
// ChartSaveTemplate関数によるチャートテンプレートの保存
#property strict
void OnInit() {
ChartSaveTemplate(0, "test");
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
「templates」フォルダを確認すると「test.tpl」ファイルができていることが確認できます。
また、チャート上で右クリック → 定型チャート で適用可能なテンプレートが表示されるので、こちらでも「test.tpl」ファイルができていることを確認できます。