ChartGetDouble 関数
この関数は、指定したチャートの指定したプロパティ値を取得します。取得するプロパティ値は、実数型 (double型) です。関数の呼び出し方法には 2つの型があります。
データ型と構成・戻り値
この関数には 2つの型があります。
double ChartGetDouble(①, ②, ③);
bool ChartGetDouble(①, ②, ③, ④);
double型の時、戻り値は、double型の値を返します。
bool型の時、戻り値は、指定したプロパティが使用可能で、その値が引数④に格納される場合は true、それ以外は falseを返します。
発生するエラーについては、GetLastError関数で取得することが出来ます。
引数 [4]
ChartGetDouble関数は 3~4個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | chart_id | long | - | - | チャートIDを指定します。現在のチャートIDは「0」を指定するか、ChartID関数を使うことで取得できます。 |
② | prop_id | int | - | - | チャートプロパティの識別子。ENUM_CHART_PROPERTY_DOUBLE 列挙値から選択。 |
③ | sub_window | int | - | 0 | チャートサブウィンドウの番号。 0はメインウィンドウです。 |
④ | double_var | double& | - | - | 取得したプロパティ値が設定される double型の変数。 |
使用例
ChartGetDouble関数によるチャート情報の取得
現在表示しているチャートの情報を ChartGetDouble関数を使って取得します。
コード
// ChartGetDouble関数によるチャート情報の取得
#property strict
void OnInit() {
Print("①チャートの右インデント:", ChartGetDouble(0, CHART_SHIFT_SIZE)); // 3
Print("②チャートの価格最大値:", ChartGetDouble(0, CHART_FIXED_MAX)); // 8
Print("③チャートの価格最小値:", ChartGetDouble(0, CHART_FIXED_MIN)); // 9
Print("④スケール固定設定値:", ChartGetDouble(0, CHART_POINTS_PER_BAR)); // 11
Print("⑤チャートの固定位置:", ChartGetDouble(0, CHART_FIXED_POSITION)); // 41
Print("⑥チャートの価格最大値:", ChartGetDouble(0, CHART_PRICE_MAX)); // 108
Print("⑦チャートの価格最小値:", ChartGetDouble(0, CHART_PRICE_MIN)); // 109
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
行の後ろにあるコメントの数値は、引数②の識別子に対応する値です。識別子の代わりにこの値を使うこともできます。
結果
チャートの状態であるプロパティ値を設定する場合はChartSetDouble関数を使います。