ChartNavigate 関数
この関数は、チャート内の指定した位置を基準にして、指定したバーの数だけ、チャートのシフトを実行します。この処理は、チャートメッセージキューに追加され、前のすべての命令を処理した後で実行されます。
データ型と構成・戻り値
bool ChartNavigate(①, ②, ③);
戻り値は、処理が成功した場合は true、それ以外は falseを返します。
引数 [3]
ChartNavigate関数は 3個の引数で構成されます。
番 号 | 引数名 | データ型 | 単位 | 初期値 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
① | chart_id | long | - | - | 対象とするチャートID。 0は現在のチャートを表します。 |
② | position | int | - | - | シフトを実行するチャート位置。 ENUM_CHART_POSITION 列挙値から選択します。 |
③ | shift | int | - | 0 | チャートをシフトするバーの数。正数は右シフト、負数は左シフトします。0を使用するとチャートの最初 または 最後に移動できます。 |
ChartNavigate(0, CHART_BEGIN, 0) とするとチャートの最初 (最も古い日時のバー) へ移動、ChartNavigate(0, CHART_END, 0) とすると直近 (最も新しい日時のバー) へ移動します。
使用例
ChartNavigate関数によるチャートのシフトの実行
ChartNavigate関数を使ってチャートのシフトを実行します。直近のバーから左側へ10本のバー数分シフトさせます。このシフトは直近のバーの右側にある空間も含んだ数になります。
自動で最新のチャートに戻らないようにツールバーの「更新情報と共にチャートを自動スクロール」ボタンをOFFにしておいてください。
コード
// ChartNavigate関数によるチャートのシフトの実行
#property strict
void OnInit() {
ChartNavigate(0, CHART_END, -10);
}
コードをコンパイルして実行する方法はこちらを参考にしてください。(デモ口座でお試しください)
結果
右から10本のバー数分だけ左側に移動してチャートが表示されます。